マインド 帝塚山学院大学バレーボール部

マインド
結果を出すために最大限の努力をしますが、それ以上に以下の二つのことを大切にしています。

①フェアプレー
②最善を尽くすこと


①フェアプレーについて
 ルールの中で相手より賢く勝っていくことを追求しますが、人としてずるいことは絶対しません。
 
②最善を尽くすことについて
 どんなにいいバレーをしても相手が強ければ負けることはあります。
 逆にどんなにダメなプレーをしても相手が弱ければ勝つことがあります。
 その瞬間に、最善を尽くせたかどうかにこだわります。
 
 そして、本当の楽しさを追求します。
 良いプレーをするから楽しいのです。
 良いプレーは、最善を尽くすから生まれるものです。

 大事な試合で楽しくプレーするために、日ごろの練習を大切にします。
 妥協しようと思えば妥協できることも、妥協してはいけないことは徹底してやり切ります。
 そうならなくてもいいけど、そうなった方が楽しいなと思えることに向かって努力します。

 高校生と合同練習をすると、よく「大学生なのにまじめにやりますね」と言っていただきますが、本当の「大学生らしさ」は、大事なことを大事にして生活を充実させることだと考えています。
 そのためには、人間誰もが持つ「怠け心」に負けず、「前向きな心」で行動選択をしていく力を大切にしています。

裏マインド
③美しくあれ
夢に向かって懸命に精進し生きている人は美しくかっこいいものです。コートで自分と戦い、流している汗ほど美しいものはありません。
そして、私たちは、コート上だけでなく日常の生活でも美しさを求めます。化粧や着こなしも大事にします。そして何より、正しい生き方の上に楽しさを求め、内面的な美しさを追求していきます。


フェアプレーと泥臭さ
 フェアプレーというと一見たんぱくに思えますが、私たちは、球際を大切にする泥臭いバレーにこだわります。
その時、その時に最善を尽くすということは、可能性がある限り挑戦するということです。
「必死になれば知恵がわく、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳ばかり」
ちょっと予測と違うボールが来たくらいで慌てません。どんなに相手が高くてもどうすれば決まるか探します。
それが帝塚山学院のバレーです。


「一撓心千」
この「信念の言葉」は、2020年度の選手たちが、チームスタートに当たり自分たちで創造した信念の言葉です。いっきょうしんせん」と読みます。

『一』
・・・初心には「謙虚さ」「素直さ」「情熱」があります。チームとして最も大切にしている心です。
 しか、しまもなく忘れてしまうことが多いものです。日々、初心(一)を忘れず活動していきます。

『撓』
・・・すべてが完璧にはいかなくても心の針を最後の最後はプラスにもってきて、逆境から学ぶしなやかな強さと美しさで成長していきます。
 妥協しようとおもえば妥協できることであっても、妥協してはいけないことは徹底してやりきる強さと、「ぼちぼち行こうか」というおおらかさ、そのバランスを大切にします。
 また、バレーボールは技術も心も「崩されたら負け」です。周りの刺激に対して簡単に崩されない技術と自分を日々の練習で創りあげていきます。このことは、必ず人生にもつながっていくと考えています。


『心』
・・・初を大切に、日々を清らかに「良心」に従う心を大切にします。具体的には、さわやかに「はい!」「すみません」「ありがとうございます」の言葉を大切に、日々の生活を律していきます。
 そして、自分の弱点と向き合う『勇気』を大切に、夢の実現に向けての行動を『小さな勇気』で実践します。
 併せて、最も大切にすることとして、「仲間の心」を大切に他喜力を育みます。

『千』
・・・一人ひとりが自立して、一人でも千の敵を相手にする覚悟を持つことが、チームワークのスタートだと考えています。
 そして、一度決めたら最後までやりきること。決めた目標や課題は必ず達成します。
 日々、なりたい自分を鮮明にイメージして練習していると小さなコツやつぼを発見します。この発見した小さなコツを体に覚えこませることが練習です。ひと技千回。何があっても発揮できるまで体に覚えこませます。