以前からお伝えしていた第8回公演が先日ついに情報公開致しました。
それに伴って9月からはマスクやフェイスシールド・ソーシャルディスタンスに気を付けながら公演の稽古が始まりました。
初顔合わせの日、集まったのは事前の欠席連絡を受けていた2名を除く24名が稽古場に集いました。
集まった人間の半分以上は新メンバーの方々で古参メンバーはごく少数。
演出家の横田氏が「新しい座組の感覚』と冒頭仰っていましたが、まさにその通りと私も思いました。
思い返せば数か月前のSTEPは私の不甲斐なさや甘さが原因で新メンバー獲得どころではなかった。
座組の温度が低くなっていき、既存のメンバーさえモチベーションを保つことが困難な状況。とても新メンバーなどと言う余裕は無く、STEP存続の危機とでも言う状態だった。
これは総じてリーダーたる己の責任。
そこで私は徹底的に自らの思う団体のビジョンを考え、そこに対する道筋を明確化する事で状況の転換を狙った。
ビジョン:新メンバーが入ってよかったと思える団体づくり
道筋:己が責任と自覚を持ち、己が結果を出す
具体的に何をすべきかを考え、企画・実行・結果までこぎつける。
宣伝媒体として思い付くものをフル活用し、興味を持ってくれた方々に『興味を持って良かった・企画に参加して良かった』と思ってもらえる企画作りを当時僕の右腕、いや両腕であった副代表の池田を筆頭に数名の同志たちと夜遅くまでZOOM会議で準備をした。
それらの甲斐もあり、新メンバー獲得で苦戦する他の学生団体もいる中で大変ありがたい事に現在16名が新メンバーとして参加していただいている。
対面での大学生活が始まって間もないにもかかわらず、既にテキパキと裏方業務をこなす1年生や役者として日々脚本の読解に注力する1年生が多くいるのは本当にうれしい。めちゃんこうれしい。
仕事の割り振りなど多くの課題もあるが、何せこのご時世に興味を持っていただける方は積極的に受け入れ、一緒に芝居づくりをしていきたい。
まだまだ新メンバー募集しています。
私の尊敬する演出家の方で、「演出家は船長、舞台監督は船長やクルーを安全に船長の望む目的地に連れていく航海士』とおっしゃる方がいる。
今回の公演で私はリーダーという団体内立場を持ちながら、ありがたいことに舞台監督や演出助手や制作など全体を見る座内立場の仕事を任されている。
リーダーがここまで裏方を兼任するのはおそらくSTEP初だろう。 航海士としてはうってつけの立場だ。
単なる演劇発表会では無く、一般の観衆の鑑賞に堪えうる芸術作品の創作を謳っている団体なので、本当に大きな海の航海になる。
しかもコロナ渦において学校の団体が(プロの団体でもそうだが)演劇を創るには幾千幾万の荒波が例年以上に押し寄せる事は必須だ。
これらの大航海を新しい座組、新しいSTEPで乗り越えてく事を目標に日々活動していきたい。
自身の至らなさを自覚して現状を変えるために行動されててかっこいいです。独力だけでなく、リ仲間と共に取り組み課題を乗り越えられているのは、これまでの舞台で培ってきた経験が生かされていて心強いと感じます。
コロナ禍という荒波を越え、STEPさんが新境地を開くこと応援しています!
平澤さんありがとうございます!
ホームページのお話を頂いた頃はまさに存続の危機だったころです。
Pando 無くして今のSTEPは無いと思います。
これからもよろしくお願いします!