こんにちは、今回初めての投稿となります。
今回役者をさせていただきます、3回生の川瀬未耶です。
今回の作品は、「ハンセン病」をモデルとしています。
ハンセン病と似ている架空の病気のお話になっております。ハンセン病の患者さんと同じように、病気により島に隔離された人々のお話です。
ハンセン病について知るために、岡山の資料館へ勉強をしにいき、隔離されるまでに壮絶な差別があったり、辛い経験をしていたり、でもみんなで島を発展させていったり、いろんなお話も聞いているので、この作品の稽古をしている時もいろんな感情が湧き起こってきます。
その感情というのは、決して「可哀想」というような感情ではありません。
もしかしたら誰かは、差別されて「可哀想」と言うかもしれません。病気になって「可哀想」と言うかもしれません。
でも、私は決して「可哀想」とは思わないし、「可哀想」ってとても失礼で傲慢な言葉だと思います。皆さん、限られている環境の中で、すぐに燃え尽きてしまうかもしれない身体で、命で、1人の人間として、強く、命を燃やして、生きています。
その中で、私たちが何も考えずにぽけーっと生きてる時間、私たちじゃ決してできないような経験をし、考え、強く生き抜いてきたと思います。
うまく言えないのですが、人間の生きる力がひしひしと伝わってくるのです。聞いた後にショックでしばらく放心状態になるくらい、壮絶な経験をしてこられたし、きっとのうのうと当たり前のように生きてる私には理解しようとしても到底理解はできないと思います。それくらい壮絶なことが少し前の日本では起こっていました。それでも、絶対に諦めることなく、立ち上がり、訴え続けてきたことに対し、同じ人間として「尊敬」します。
生き抜いてきたみなさんのパワーを、想いを、私は伝えていきたいです。
そして、今生きているみんなが、いろんなことを「可哀想」の一言で片付けるんじゃなくて、自分と同じ、なんら変わらない人間の身に起こったことに、もっと興味を持ってほしいし、もっと理解をしてほしいなと思います。(どんなことでもそうですが。)
まだぼんやりしているので、たくさん考えていきたいと思います。