遅すぎる挑戦、助けを借りつつ全力で

 今回の記事は、今公演は裏方で参加しています社会学部四回生の眞鍋が執筆しております。最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

 私は四回生ですが、初めてSTEPの公演に関わります。三回生の後半にSTEPに所属しましたが、加入時期とコロナウイルスの影響もあり、舞台に参加することはありませんでした。なので今公演は大学生活、最初で最後の舞台となります。普通に考えたら、遅すぎる挑戦かなと思います。

私は、演技をしたことない、裏方の経験もない。ズブの素人!でも最高回生ということもあり、STEPで何度も公演に携わってきた年齢的には後輩のメンバーからすれば、どう考えても面倒くさく扱いにくい存在だと思います。

しかしそんな私をSTEPは暖かく迎え入れてくれて、制作や舞台美術、映像などを通して表現する場を与えてくれました。STEPのメンバーには感謝しても仕切れません。

そんなSTEPのみんなのため、STEPの演劇を楽しみにしてくれている多くのお客様のため微々たるものではありますが、私が大学生活の四年間で培ったものの全て出し切って応えたいと思っています。

公演後に私の存在がSTEPにあってよかった。マイナスではなかったと思ってもらえるように粉骨砕身の覚悟で挑む所存です。

 さて、話は変わりまして今公演についてなのですが、私も先日投稿していた未耶ちゃん同様、岡山県にある国立療養所長島愛生園にハンセン病について勉強しに行きました。

私は、大学の講義でハンセン病について勉強したことがあったので大部分を理解をしていたつもりだったのですが、

それは情報として知ってるだけだということを数々の展示品や資料、当時使われていた施設、コロナで直接お話を伺うことは叶いませんでしたが元患者さんの人生について語った映像などを長島という土地で触れることで痛感しました。

愛生園に行って、見て、聞いて、触れたからこそハンセン病について、戯曲について思考できることがあります。

来園後も考えることを止めず、思考し続けたものを基に、思い思いの形でそれを表現するということが今公演に携わる者として

このご時世に見学を許可してくださった長島愛生園やカンカン照りの太陽の下、施設を案内してくださり、思いを語ってくださった職員さん、あいまい宝島という戯曲、ハンセン病に関わる全ての人に対する敬意なのではないかと思っているので、しっかり胸に刻んで日々励みたいです。

感謝と敬意を持って最後の挑戦頑張ります!

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