こんにちは。今回の記事を担当させて頂きます。社会学部3回生の長谷川雄大です。今回の公演では役者を担当しています。私は今回の劇で初めてSTEPの公演に参加させて頂ています。
これまでは高校時代3年間、演劇部で活動をしていましたが、大学入学後は他サークルで特技を増やすべく、一度は演劇から離れていました。
今回参加を決意した理由は、高校からの同級生で部活動を共に過ごした豊島リーダーからのお誘い。また、お芝居への興味がまだ自分の中にあり、参加させて頂きました。
9月から本格的に始動したあいまい宝島の稽古は、高校演劇とは違い、プロの演出家の横田先生の指示のもとで物語を作るので、改めて演じることの難しさを痛感しました。さらに今回の公演は、ハンセン病者をテーマにしているので、患者さんはどういう気持ちで言葉を言い合うのか、話し合うのかもしっかり考えなければなりません。
遠征で行った岡山のハンセン病者の歴史館では、実際に指が開けない方であったり、顔の形が変形している方など、多くの方が悩まされていたことがわかりました。
私自身も、幼少の頃から、普通の人よりも物事の理解が遅い、人付き合いがうまくいかないことから、他者から差別的な目で見られ、一時期障害を患い孤立していました。
その時、母が教えてくれたのが、「苦手なことは『障害』と呼ぶより『特性』って呼ぼう。それは生まれ持ったものやから大丈夫」その言葉にとても救われました。
今回の公演でも、「この役の人はこういう特性を持っている、俺はこういう性格と特性を持った人」。そう考えながら明日も稽古に励みたいと思います。
最後になりますが、『あいまい宝島』、本場までいよいよあと1か月を切りました。役者とスタッフ、そしてこの公演に関わる全ての人を含め、STEPというワンチームで最高の作品を作りたいと思います。明日の稽古も気合を入れて頑張ります。よろしくお願いします。
ご自身のご経験に重ねてハンセン病のことを深く寄りそい考察されているんだなと思いました。お母さまの心のこもったいいかえ素敵ですね。
ありがとうございます😊。マイペースではありますが、毎日の人付き合いが自分にとって勉強だと思って頑張ってます。