こんにちは。今回のブログを担当させていただきます。社会学部社会学科3回生の長谷川雄大です。
あいまい宝島、終焉から約3週間が経とうとしています。時間が過ぎるのは本当にあっという間です。思えば9月の顔合わせから遡ると、もう3ヶ月も日が経っています。稽古がない今の日が寂しくも感じます。長いようで短かったこの日々、新らしい友人、かわいい後輩、頼れる先輩、様々な人との出会いがありとても充実した日々でした。
また、今公演のテーマにもありました「ハンセン病」。この病について自分なりに深掘りをするべく、日本の名女優である樹木希林さんの最後の主演作、「あん」の映画を見ました。演劇と映像ではジャンルが少し違うかもしれませんが、その物語内でもやはりハンセン病は差別的な目で見られていました。それでも、樹木希林さんが演じるお婆さんはとても自然で可愛らしさが伝わり、涙が出そうでした。
僕なりの演劇の魅力とは、「自分とは違う人間、違う世界を作ること」と常に考えています。正直言って素の自分は大嫌いです。だからこそ、自分を消して違う人間の世界で生きる。それくらい考えながらお芝居を作ることだけをこの2ヶ月間考え取り組み、千秋楽までやり遂げることができました。
最後になりますが、今公演に関われたこと、STEPで過ごした最後の日々は、僕の大学生活にとって大きな思い出、そしてかけがえのない「宝物」になりました。横田先生をはじめ、仲間達にはとても感謝でいっぱいです。
あいまい宝島、本当にありがとうございました。