カンボジアの親子から学んだこと

こんにちは、WorldFut TSUKUBA3年のやまです。
今日は、先日オンラインでカンボジアの地雷被害者の方とその娘さんからお話をお伺いしたときのことを話します。

コロナウイルスの影響で現地に渡航することができない中ため、オンラインでカンボジアのことを学ぼうということで企画されたものです。今回は私たちの支援地ではなく、カンボジアでも最貧困地域とよばれるバッタンバン 州のご家族にお話をお伺いしました。

カンボジアではつい数十年前まで内戦が続いていました。バッタンバン 州ではカンボジア内戦の影響が多く残っています。ポルポト時代の影響による教育の遅れ、今もまだ残る経済格差など、、、。そして、バッタンバン 州には紛争時代に埋められらた地雷が今もまだ眠っているという問題があります。幸いにも住民の方々の生活圏の地雷の多くは撤去されているそうです。

しかし、私が感じたのはそういった暗いものではなく、希望に満ち溢れた現地の方々のお話、表情でした。

今回インタビューさせていただいたハンさん(父)とパンニーさん(娘)。

お二人に「今の目標は?」ときくと、、
「娘が大学を卒業するまで娘が不自由なく生活できるように生活費や授業料を稼ぐこと」
「支えてくれた親に恩返しができるように、たくさん勉強して卒業後に仕事に就くこと」
と答えてくれました。
お二人は、自分のためではなく家族のためにと、これからの明確な目標を持っていました。そして、笑顔で希望に満ち溢れた表情で答えてくれました。

ハンさんは地雷の被害に会ってしまい、片足を失っています。そして何とか収入を得るために自ら単一換金作物の栽培やタイへの出稼ぎをしましたが、失敗をして多額の借金を抱えていたそうです。やはり紛争時代の話、地雷についての話になると表情が暗くなり、心に傷を負っているのだろう、今まで考えられないほどの相当な苦労をされたのだろう、と感じました。

しかしそれよりもハンさんの家族のためにがんばろうという強い気持ちを感じました。そしてその気持ちに応えるような、パンニーさんの将来への強い意志をかんじました。

私が思っている以上に、いや私以上に、カンボジアの人々は志が高いし、将来に対して明確な目標を持っていると感じました。カンボジアの中でも人によって差があることは確かではあると思いますが、今回インタビューしたお二人からはそう感じました。

自分たち国際協力団体は、支援者・被支援者という関係から、知らず知らずのうちに、カンボジアの人々を可哀想とか、下に見るということをしてしまいがちです。私含め多くの人はそうではないということを知っていますし、そう思うべきではないと考えているはずです。しかし、実際にお話をお伺いする中で、上に書いたような考えは本当に間違っており、このお二人の将来への高い志はむしろ私たちが学ぶべきものであると感じました。

私は12月でこの団体を退いてしますが、最後の最後に、カンボジアのお二人のおかげでこの先の将来のために今たくさん頑張ろうという気持ちを持つことができました。
私もパンニーに負けないように頑張ります!










しゅんすけ
2021.11.01

やまさんお疲れ様でした!
いい機会になったと思います。
これからもああいう機会を続けていきたいです!