こんにちは! 学生団体WorldFut3年あんりです。
突然ですが、この写真を見た第一印象はなんですか?
第一の印象はそう。笑顔ですよね。私は彼らの笑顔から何度も助けられ、子どもたちの姿から得たものがたくさんありました。
前回の記事でも書いたように、彼らカンボジアの子供たちは与えた環境の下で夢を叶えられる環境が整っていない。これが昨年度、私が現地で目にした状況でした。時々私は彼らの姿を思い出す日があります。なぜでしょう。それは私が見た彼らのファーストインプレションが強すぎたためです。この写真でもわかる方もいると思いますが、彼らは素直な心と笑顔が根底にあったのです。
実際の小さなギフトとして、カンボジアの子供たちは我々メンバーに、花束を持って迎えてくれたり、小さな手で私の手を差し伸べてくれました。彼らは、初めて出会った人に対して暖かい眼差しを与えることを当たり前にしていたのです。
彼らは子供です。だけど私の幼少期の姿にはなかった姿を彼らは持っていると感じます。
なぜなら私の幼少期はとても控えめだったためです。
苦手なものには徹底的に逃げ、避けてきたのが私の人生です。
そんな私の幼少期と比較して、
彼らの立ち振る舞いは大人でさえも時々できてないことを当たり前にできていたのだと考えています。
例えば、まだ小さな小学生に対して、親が「あなたはできる子よ」と声をかけたとします。子どもの表情や仕草などをみた時に、どこか不安そうな表情があるのにも関わらず、親は「どうしてこんなこともできないの!」と怒鳴るとします。
これは起き難いように見えますが、
このような、目では見えずらい小さな虐待は日本に存在しているのが現状です。
実際に、日本の子どもの7人に一人が貧困と耳にします。
その貧困は、障害児に対する問題、更には赤ちゃんへの虐待問題、また子供の貧困問題など。
このように私たちが思い描く貧困とは裏腹に、すごく近いけど目には見えていないところにあるのではないかと考えています。
そして幼少期の小さな経験体験が子供たちの将来に大きく影響し、その小さな経験・体験が虐待となると、子どもは大きくなった時に、過去の自分を振り返ると同時に、隠したくても隠せない不安から自身の育児観にも大きく影響すると考えています。
このような問題を少しでも軽減させるためには、
まずあらゆる人が描く生き方や既ににある素晴らしいものを肯定し、彼らのような素直さと優しさを根底に身につけることが優しい世界へとつながる第一歩ではないかと考えています。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい。
このような想いが世界中に普及できたらきっと幸福率も上がると思うんです。
彼らの子どもたちの幸福度を上げるために、
大人が彼らのような透き通る心を持つこと。
そして彼らの幼少期の体験に更なるきっかけを提供することで幸福度を上げること。ここで上げる体験は一時的でも構わないと思います。なぜならその一瞬が彼らの人生に大きく響くと思うのです。例え、私たちの団体のビジョンが100%届かなくても、自分にある感情を大事にしてほしいと思います。
“笑うから楽しい”この想いが彼らの心には根底にある。
そんな彼らが掲げる誠実な夢をまたいつか支援できる人になりたい思います。
彼らが大人になった時に幼少期の体験談として、私たちの小さな体験を語りかけてくれる姿を見たら私はきっと涙を流すでしょう。
カンボジアの子供たちの言動から多くを学びました。
ありがとう。