気づいたら春は終わってた


 オンラインミーティングになって2ヶ月が経ちました。メンバーと会えなくなったのも2ヶ月が経ちました。その間、日本だけではなく世界各国が厳しい状況に置かれ、ストレスも溜まり、マスクをしないで出歩くなんて人間ではないかのような扱いを受ける世の中にまで変わってしまいました。一番怖いのはウイルスではなく、人間なんだなと思うほど。連日、コロナ関連のニュースで持ちきり、テレビは再放送ばかり、人とは容易に会いづらい状況。とても悲しいですね。いかにそれまでの日常が素晴らしく、美しく、豊かであったのだと痛感しています。


 私たち10代目は今年の夏に引退になります。今まで通りであれば、ラスイベのこねちゃんを開催して、引退式・引退合宿などの流れを経て、気持ちよく引退になるはずです。しかし、今のような状況では、ミーティングもできない状況であり、こねちゃんの開催も困難であるという結論に至りました。新メンバーを迎えて、新たな出発という時期に、いろんなことが中途半端で思うように進まない様子がどうも落ち着きません。本当なら直接、面と向かって言いたい意見も文句も褒めの言葉も全てに重みを感じず、伝わっているのかも疑問に思ってしまいます。この状況がいつまで続くのか終わりが見えないからこそ、何をするのにも不安を抱えながら、なんとなくやり過ごしているように感じています。


 前回、2月に開催したこねちゃん18での反省を次のこねちゃんで生かすと共に、後輩たちに引き継ぎもしたかったというのが正直なところです。また、私は運営部門長を務めているため、部門の引き継ぎもオンライン上で行わなければなりません。やることは盛りだくさんですが、今までとは訳が違います。より慎重にならなければ、今までの先輩方が築いてきたYELLがここで途絶えてしまうことも考えられます。後輩たちのことを考え、どのようしたら負担に思わずに引き継げるか、しっかり判断していかなければならないと思っています。


 本格的に自粛生活が始まった頃、桜が咲くか咲かないかのような時期だった気がします(私基準)。それから2、3ヶ月程が経ちました。周りの景色はどんなに人間が騒ごうが喚こうが、例年通り日本の美しい四季を彩ります。今ではもう桜の木も薄ピンクから青々とした葉っぱを揺らせ、夏への移行を知らせています。つまり、時間は絶えるこはとなく、前に進まなければならないと思います。後悔のない引退をしたい、またメンバーと会ってそんなこともあったねっていっそのこと笑い話にできるように、今の範囲でできることを考えていきたいと思います。