山口で生まれるも、三か月で東京へ。
その後も北海道や愛知県へ転勤して過ごす。
小学生までの転勤で住む場所による文化や人の違いを肌で感じた。
自分というものがなく、ただ言われるがままやるべきことをやらなければならないと考えていた。やる気がないからモチベーションも上がらず、成果が出ても喜べない。今思えば苦しい時期であり、自分に負けていた時期だった。
予備校時代は大学進学への勉強だけでなく、互いの思想や立場の違いを議論し合った。お互い相いれない立場であっても、互いを尊重しつつ自らの思いを言葉にすることは濃密な体験となった。
大学では自ら望んだ心理学を学びながら、どうしたらアウトプットできるのかを考え、一年次には学祭で心理学を用いたイベントを開催した。チーム運営の苦しさ、リーダーシップをとることの難しさを肌で感じながらも、開催当日に遊びに来てくれた人たちの興味深く話を聞いてくれた顔と、充実感は忘れられない。
ゼミでは心理学をじかに社会に活かせる産業心理学系の大嶋ゼミに所属し、企業と産学連携で課題解決に取り組んでいる。