山田 千尋 / Chihiro Yamada
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ヒストリー

出身地

滋賀県

幼少期の暮らし、体験

「千尋」という名前に込められた意味は「いろんな人と関わり、自ら積極的に切り拓いていく」という思いを込めて両親がつけてくれました。

そんな名前とは裏腹に幼少期時代の私は消極的で物静かな性格でした。
人と言葉を交わす代わりに、絵を描くことを通して自分自身を表現しており、幼稚園時代から既に手を動かして何かを作ることが日々の喜びとなっていました。

また両親や祖父母に色々な場所に連れて行ってもらい、自然や生き物に触れ合う機会が多くありました。
幼い頃から自然の持つ美しさを感じることができる恵まれた環境に生まれ育ちました。


中学・高校時代

滋賀県立東大津高等学校 2017年卒業
中学・高校の部活動は「自分に自信を持つ」と言う点で、私にとって大きな転機となりました。

中学時代 美術部 油彩専攻
主に風景画で自然を扱いながらも、そこに存在し得ないモノと合わせて創造空間を描くことを三年間を行いました。
有難いことに、市で特別賞、県の展覧会で準優勝を二度、全国大会で佳作をいただきました。
その結果、絵を描くことを通して自分自身に自信を与えてもらいました。

高校時代 軽音部 ボーカル担当
中学時代に油彩をやりきった私は新しいジャンルに挑戦したいと思い、軽音楽部を選びました。
​ギター希望だった私は、あることがきっかけでボーカル担当になり、人生で初めて人前で歌う経験をしました。
いかに自信を持って、その場の雰囲気を楽しくさせるかに悩みながらも、周りの人に支えられてライブ経験を重ねる中でよりよいものを作っていこうという思いは増していきました。
いいものを持っていてもそれを自信を持って表現できなければ、その作品はその価値を落としてしまう...このことは今のデザインにも通ずる学びだったと思います。

大学・専門学校時代

同志社大学 2021年卒業
大学時代 グローバル・コミュニケーション学 英語専攻
国際関係の学部に所属していた私は、英語を使って様々な学問分野の内容を学びながら、今まで思ってもいなかった価値観や考え方に触れ、非常に学びのある四年間を過ごしました。

大学1年 アメリカ研修
人生初の海外旅行は、授業でお世話になった教授が主催されたアメリカ南部へのツアーに参加した時です。
それまで英語をまともに話したことがない私は、まわりの友達が流暢に英語を話す姿を見て自信を無くしていましたが、同時に「英語で話したい」という思いは増すばかりでした。
一週間のプログラムの中で、現地の方々と話すうちに、自分の知っている限られた言葉を使いながらも、自分なりに表現するコツを覚えました。
この旅がきっかけで以降は積極的に自分から英語で話す勇気を持って行動できるようになりました。

大学2年 カナダ留学
カナダへの約1年間の留学は、人生で最も貴重な経験でした。
短期間の旅とは違い、現地に住むことでしか味わえないことがたくさんありました。
今の私が作品を作る上で、世界や社会、未来といった広い視点を持って考えるようになったのはこの留学がきっかけです。
食事も働き方も物事の「良し悪し」の基準も違うカナダという大きな場所には、生まれ育った国地域が違う人たちと関わる絶好の機会でした。
彼らと関わる中で、人種、ネイション、ジェンダー、セクシュアリティ、階級、能力などといった様々な差別の軸から物事を考え、社会には大きな問題が存在していることを知りました。
ここから私は日本語と英語という二つの言語のツールを使って、社会で起きていることに目を向けるようになりました。

大学3年〜4年 就職活動期
就職活動を進める中で疑問に浮かび上がってきたのが「私はどう社会に貢献したいのか」ということでした。
今まで自分の好きなことをさせてもらって育ってきましたが、いざ社会に出ては働くことを考えた時、自分の中で腑に落ちる就職先がありませんでした。
「自分じゃなくてもできる仕事なんじゃないか」と思ってしまったのです。
何か特定の「スキル」を身につけてそれを軸に活動していく方が、自分がどう社会に貢献するかという「立ち位置」をはっきりさせられると考えました。

そんな時にちょうど所属していたある学生団体で偶然ロゴや広告といったグラフィックデザインを担当することになり、デザインの世界の奥深さと論理性に引き込まれ、専門的なスキルを身につけるため専門学校で学ぶことを決心しました。

専門学校入学〜現在
グラフィックデザインを学ぶ中で、特にブランディングに興味があり将来的に携わりたいと考えています。
その理由は、今在る「いいもの」が世の中に「いいもの」として認知されていない時、その魅力を引き出すためのサポートができるからです。
特に私の地元で在る滋賀県にはたくさんの素敵な老舗や個人経営店などがありますが、お店の商品が良くても認知度が低いと閉店を余儀なくされてしまいます。

グローバル化は視野を広げてくれるきっかけになりますが、都市化によって「都会はどこも同じ景色」という現象が起きています。
だからこそ私は地域には「地域らしさ」を残すことが大切だと信じています。
ブランディングに携わり、地域に貢献できる人として精進していくため、今後も活動に励んでいきます!