傍士陽太
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ヒストリー

出身地

埼玉県

中学・高校時代

高校時代での受験勉強と部活動の両立を通して、成果を上げるための「計画力」と「継続力」を養った。当時、月に1回ほどしか休みのないソフトテニス部で成果を残しながら、国公立受験を成功させるという目標を掲げたものの、両者を同時に取り組むことに苦戦した。私は、両立には時間管理を徹底し、それぞれに集中して取り組む時間を設け、継続することが必要と考えた。そこで、受験勉強としては、基礎を重視した毎朝1時間の自習と通学時の暗記を3年間欠かさず行った。また、部活動ではサーブ技術の向上と苦手であったフットワークの改善に向けて、練習前後で素振りや基礎トレーニングをする時間を設けた。結果、部活動では東京ベスト16入りを果たし、国公立大学への入学も達成した。この経験から、目標に向けて計画を立て、継続する力を養った。

大学・専門学校時代

大学では、ソフトテニスサークルの立ち上げ、運営と研究活動に注力した。

高校時代の部活動で得られた仲間と共に目標達成する喜びをもう一度味わいたいと思い、大会で成績を残すことを目標にサークルを設立した。当初のチームの課題として、初心者の技術力不足とモチベーション低下があった。私はサークルの中で練習メニューの提案や実行を行う役割であったので、「課題の改善に向けたビデオを用いた練習方法」と「他大学サークルとの合同練習」の提案を行った。これらの取り組みの結果、チームの課題点の明確化とモチベーション維持を可能にすることができ、多摩地区大会で優勝を実現した。困難であった点は、サークルメンバー間での意識の差である。解決のために話し合いをして、メンバーの意見を聞く中で、サークルとしてのチームワークを向上するには練習のみでなく息抜きする場面も必要と考え、旅行や食事会といったイベントを企画し、オンオフを区別して運営する方針に切り替えた。

研究活動では、「陽極酸化プロセスにもとづく液滴輸送表面の形成」という他にない研究テーマで、学部4年生の秋に学会発表を達成した。発表の申込締切までの2ヶ月間で「水滴が移動する表面をつくる」という成果を上げるためには、自分の持っていない視点でサンプルの作製方法を見直す必要があると考えた。しかし、現状では研究について他者と共有する機会は、研究室内のゼミ報告時に限られていた。そこで、より幅広く意見を取り入れることが重要と考え、研究室内で相談する機会を増やすことに加え、他研究室の教授や他大学の学生へ研究内容を紹介し、意見を求た。得られた意見を元に試行錯誤するなかで、「水滴の移動には、濡れやすさの急激な変化が必要」という考えに至った。その結果、サンプル上で初めて水滴を移動させることに成功し、目標であった学会発表を達成した。この経験から、目標達成に向けて,より広い視野を持って行動することの大切さを学んだ.