とても人見知りな性格で、読書が好きだったので、全然友達ができませんでした。小学校受験に失敗し、2年生の時に編入学しましたが、内向的な性格から友達ができず、環境にもなかなか適応できなくて3年生の頃からいじめを受け、5年生の時には学級問題にまで発展しました。問題が表面化することで一応の決着はつき、それなりに友達もできてきましたが、もともとの性格に加えていじめの経験から自己肯定感が非常に低く、とてもネガティブなひねくれっ子でした。
小学校・中学校・高校と同じ学校で過ごしました。中学校入学時は外部からの受験生が内部生と同数入学しましたが、いじめの話が広がり、自分なりに頑張ったもののなかなか友達を作ることができませんでした。
そんな暗い人生を変えたきっかけが三つあります。一つは、中学生時代に所属していたコーラス部で全国大会金賞を受賞したことです。自分一人の力で成し遂げたことではありませんでしたが、物事に前向きに取り組むきっかけになりました。また、高校1年生のホームステイ体験、高校2年生のクラス替え(恩師との出会い)などをきっかけに、失敗を恐れない大胆さを徐々に身に着けていきました。最後には大学受験を一緒に頑張れる親友もできました。
大学では教育学を専攻。学外活動では「社会経験を積むこと」を重視し、NPO運営やインターンシップを経験しました。NPO内では企画運営、チームマネジメントを通して責任感、マネジメント能力、企画力を養いました。インターンシップを3社で経験(営業・講師アシスタント・人事)し、仕事の現場を知ることで、進路を決定づけることになりました。
人事コンサルティング会社に新卒入社し、営業、研修開発、講師など経験しました。目の前にある仕事をこなすだけで精一杯でしたが、「一番お客様のために役立つことは何か」という軸を忘れないよう頑張りました。入社3年目で大規模プロジェクトを任され、営業成績国内3位、世界8位(当時最年少記録)を達成。結婚を機に契約社員に転向しましたが、同様の大規模プロジェクト管理業務を担当させていただきました。
2008年から主人の海外転勤のためブラジルでリモートワークを開始。妊娠、出産、育児期間中は在宅で研修開発業務を行いました。当時まだ一般的ではない働き方だったので、上司の厚意に応えるべく、さまざまな業務に携わり仕事の幅を拡げました。2015年、次男が幼稚園に入園したのを機に競合他社にアルバイト入社。研修業界に関する理解を深めるとともに、自分の力量を試すきっかけにもなりました。2018年、今後のキャリアを検討し、専門知識を深めるために国家資格キャリアコンサルタントの受験勉強を開始、翌年取得しました。
遡って2016年、長男の作文教室受講をきっかけに、作文教室の運営を開始しました。当初は講師を委託していましたが、講師の勧めで2018年に作文教室「ブッククラブ文京」を立ち上げ、講師業を再開しました。