本pandoは、約100団体・200名の学生監督によるオムニバス映画『突然失礼致します!』の監督に対してインタビューを行います。
2020年上旬、コロナウイルスの感染が拡大し、創作においても課外活動の自粛を余儀なくされました。そんな中、本作品は完全リモートで制作しています。大学生が映画を作る熱量を皆様にお伝えできたらと思います。
内容としては、作品紹介。新型コロナの大学生への影響を紹介していきます。楽しんでいただけると幸いです!
前橋工科大学 放送部 戸田杜男
作品名『希望と絶望の部屋』
監督 戸田 杜男
希望は、我々を突き動かす動機であり、そしてそれが持つエネルギーは素晴らしいものです。しかし時に、希望に依存した人は希望から裏切られ落ちていくのです。
あなたのすがる希望は、誰かがすがわせる希望は、もしかしたら最後にはあなたを裏切るかも、しれません。 帰省先でコロナに巻き込まれた関係で帰省先で映像を撮ることとなりいつも使用している機材が使えなかったり、部屋が蒸し暑くて水分を浪費したり全編撮影直しが入ったり、ラストを帰省先から変える直前で撮影したりといろいろありましたが、一番大変だったのは、1分という短い時間で起承転結のあるストーリーを構築せねばならないことでしょう。悪い癖が出てしまいました。
作品後半以降、不思議な映像処理を行ってますが、ボトルのシーンなどそれがうまくいったシーンがいくつかあります。また、どこにでもありそうなある部屋が不思議な空間にあると感じる窓ごしのシーンや終盤のシーン、他にも市川崑監督をオマージュした静止画映像や複数の映像が列挙するシーンなど、全編通して面白いシーンになりました。
また、音については多くをフリーの音源に頼ることになりましたが、とある音だけは個人的に優れたものとなりました。どれかを探してみてね。 マスクを基本していないといけないのが個人的には非常に辛いです。顔にものをつけ続けることが辛いのです。
かつては以上の理由よりマスクを嫌悪し排他し続けた私個人の考えですが、今はおそらくいろんな人がその被害の下悲劇に支配されてると思います。 私は自粛による影響があまり大きくなかったこともあり、大多数の人ほど辛いことなく過ごせました。諸事情で実家に帰省したタイミングであったこともあり、生活費を抑えられのんびりできてしまったこと(^^;
また就活などリモートで行われたことは移動のコスト削減となりました。この自粛に救われた人の話も聞きます。この自粛は、かつての日常の歪をあぶり出しもしたのです。
内情を知る身ということもあり、強く求めることは現状ありません。ただし、一つ望むなら、コロナが収束することを前提に計画をたてることでしょうか。
恐怖の日輪は最悪我々の生活に永遠に残り続けるのです。これが五度目の滅びにならないように油断だけは、そして危うい希望にだけはご注意を......