自分には、何もできない。


この手の文章は夜中にウトウト目をシバシバさせながら
書くのが定石と、僕がいま言いました。

今春、筑波大学を卒業した中西 烈です。


まずはこちらの記事をご覧ください。

しーやん『私が楽しい、あなたも楽しい、みんなも楽しい』
<https://pando.life/FIWC_kanto/article/20761>

私が楽しい、あなたも楽しい、みんなも楽しい

しーやん
FIWC関東委員会

しーさんは、ワークキャンプの大先輩であり、
僕が本当にカッコいいと思う男です。


さて、ワークキャンプとは何でしょうか。


キャンプを通じてハンセン病問題に挑んだ僕は、
自分の無力さに絶望しました。

差別は、根深い。
社会は、変えようと思って変わるものではない。
自分には、何もできない。

そもそも単なる学生が、
現地に住むこともできない学生が、
人様の人生に介入する意味は権利は。

「世界の大きさ」と「自分の小ささ」を突き付けられ、
自分という存在も、
取り組むべき問題も、
見えなくなったのは大学2年生の時です。


さて、ワークキャンプとは何でしょうか。


結局、大学生として与えられた4年の時間内で、
その答えは出ませんでした。

だからこそ、この活動を続けたいのです。


いまの自分の行動が正解なのかも分からない、
これで社会が変わるのかも分からない、
それでも、
大切な村人が笑顔になって、
自分たちも笑顔になって、
それが続いていくのなら、
自分の想いは行動はきっと間違ってはいないのだと、
そう言えるときが来るのを信じて、
そんな世界を期待して、
僕はこれからもワークキャンプの傍にいます。



そしてここにて伏線回収、
私が楽しい、あなたも楽しい、みんなも楽しい

楽しいという素直な気持ちを素直に感じて、
楽しいが繋がって今があって、
その「今」のすべてが無力な自分にできたことなのだと、
考えながら生きてみようと思います。