スワヒリ語ってどんな言語?

こんにちは!MWANGAメンバーの石川愛望です😊
私たちが活動したい国・ウガンダの公用語は、旧宗主国の言語・英語と、2005年に追加されたスワヒリ語です。
多くの皆さんにとって英語は身近ですが、スワヒリ語について知っている方は少ないのではないでしょうか?
今回は、スワヒリ語を1ヶ月間学んだ私の経験(すごく浅い)をもとに、スワヒリ語についてご紹介します。

1. スワヒリ語とは

スワヒリ語は、東アフリカ地域を中心に話される言語です。
ウガンダのみならず、ケニア、タンザニア、ルワンダでは公用語にも指定されています。
現在異なる民族間の共通語として数千万人に話されています。

アフリカ大陸の文化であるバントゥー系言語の文法と、インド洋のアラビア語からの借用語によって形成されたとされています。
アフリカとインド洋の交易によって栄えたスワヒリ海岸(現タンザニアを中心としたインド洋沿岸地域)からアフリカ大陸内陸部に広がりました。

2. 言語の特徴

アラビア語に影響を受けた言語であるため、かつてはアラビア文字表記が主流でした。
しかし、現在は英語と同じくラテン文字表記が主流です。

発音は基本的にローマ字読みに近く、日本語話者には発音しやすいというのも特徴の一つです。
後ろから2番目の母音を伸ばして発音すると、より自然に聞こえます。
ex) jicho (ジーチョ<意味:目>), kitabu(キターブ<意味:本>)

そして、スワヒリ語最大の特徴は、必ず名詞の前に名詞クラスと呼ばれる分類があることです。
名詞クラスは、諸説ありますが1から18まで存在し、名詞の最初に各クラスの接頭辞がつきます。
以下は、主要の名詞クラス一覧です。

名詞クラス接頭辞例(意味)
1(単数), 2(複数)m-/mu-, wa-mtu, watu (人) 
3(単数), 4(複数)m-/mw-, mi-mti, miti (木)
5(単数), 6(複数)ji-, ma-jicho, macho (目)
7(単数), 8(複数)ki-, vi-kidani, vidani (ネックレス)
9, 10 (単複同型)n-nasibu (運)

各名詞がどの分類になるかは辞書に記載されています。
以下は、おすすめの辞書サイトです。
http://cblle.tufs.ac.jp/dic/sw/ 

3. ありがとう

ここでは、実際に一番使う言葉の一つ「ありがとうございます/ました」をご紹介します。

Asante sana. (アサンテ サーナ)
もしくは
Asanteni sana. (アサンテーニ サーナ)

両者の違いは、相手が一人か複数人か、ということです。
複数人の場合には-niが付きます。
asante/ asanteni は「ありがとう」を意味し、sana は「とても」を意味します。
これで皆さんも、スワヒリ語話者の方にお礼が言えるようになりましたね!

4. さいごに

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
Asante sana🙏
この記事を書いていて、私ももう一度スワヒリ語を勉強したくなってきました!!

余談ですが... 私たちの団体名である「MWANGA」もスワヒリ語で光を意味します✨
(おさらいすると...名詞クラス3の接頭辞mw- + 光を意味する-anga
ということは、複数形なら名詞クラス4を使ったmiangaになりますね!)

この記事を機にスワヒリ語とMWANGAに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
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では、次回の記事もお楽しみに! 
Kwaheri👋(さようなら)

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