ウガンダの衛生環境について

皆さん、こんにちは!
学生団体MWANGAに所属しているななほです😊

私が所属するMWANGAは、ウガンダの教育面でのウェルビーイング向上に向けて活動しています。
ですが、残念なことにまだ一度も現地へ赴くことができていません…
そのため最近では、ウガンダの情報収集にも力を入れています。

今回私はウガンダの気候と衛生環境について調べてみました!

ウガンダの地理と気候

 ウガンダはほぼ赤道直下に位置しています。ですが、平均海抜1200mの高地にあり、1年を通じて過ごしやすい気候が続くそうです。首都カンパラの平均気温は21~23℃で年較差は少なく、湿度は50~90%です。この過ごしやすい気候から、「アフリカの真珠」とも呼ばれていました。

ウガンダの衛生環境

 素晴らしい気候のウガンダですが、衛生状態はあまり良くありません。飲食物が原因でウイルス性肝炎や食中毒が日常的に発生しています。水道水が汚染されていることもあるそうで、水を飲む際は浄水器を使用した水を一度沸騰させることが推奨されています。

 医療環境もあまり整っていません。カンパラ市内には近代的な検査機器を備えた病院がいくつかありますが、医師不足に加え、医師の能力も高くないため、正しい診断と治療が行われないことも多々あるようです。看護師など医療従事者に衛生観念が欠如していることも大きな問題だと感じました。

ウガンダでかかりやすい病気

・食中毒
細菌やウイルスに汚染された飲食物を口にすることが原因で発症します。おもな症状は嘔吐、下痢、腹痛で、ときに発熱を伴います。食中毒の病原体は加熱することによって死滅するため、加熱した料理を冷めないうちに食べることで予防できます

・マラリア
首都付近でも日常的に発生している、マラリア原虫を有する蚊に刺されることで発生する病気です。症状としては、悪寒、頭痛や脱力感、下痢を伴うこともあります。治療が遅れると命に関わるため、高熱が出たら、すぐに病院で検査を受ける必要があります。予防策としては、夜間は不必要な外出を控える、外出するときは長袖・長ズボンを着用し、虫除けを使用する、などがあげられます。家屋内でも、日没後は窓を閉めるか網戸にし、蚊取り線香や蚊帳等を使用することが推奨されています。

・住血吸虫症
住血吸虫は、ウガンダのほとんどの湖沼や河川に生息しています。寄生虫に汚染された水に手足を浸けることで皮膚から体内に虫体が侵入し、発症します。感染後の急性期症状は皮膚炎や発熱、下痢、倦怠感、血尿等で、放置すると肝硬変や膀胱癌の原因になることもあるそうです。

・ウイルス性肝炎
A型、B型、C型、E型肝炎ウイルスが蔓延しています。A型とB型には予防接種があるため、事前のワクチン接種が推奨されています。

そのほかにも、乾いた砂地に生息する生物が寄生することによるスナノミ症、洗濯物についたウジが侵入することによって生じる蝿そ症、アメリカ睡眠症など、日本では聞きなじみのない病気がたくさんあります。


今後、ウガンダに行く準備として、これらの衛生環境や病気についての知識も深めておくべきだと感じました。

MWANGAの活動について興味を持ってくださった方は、団体のページもぜひ見てみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました💛

参考文献 世界の医療事情 ウガンダ | 外務省 (mofa.go.jp)