みなさん、こんにちはこんばんは。
ACT TRADERS stu運営のナカザワです。
本日も、読むだけでちょっと経済・金融に詳しくなれるそんな記事をお届けします!
本日のテーマは、みんな大好き「Disney」です!
アメリカのウォルトディズニー社が、11月13日に発表した、2020年7〜9月期決算は、最終損益が6.3億ドルの赤字でした。
コロナ禍によって、業績の影響がやはり続いているようです。
少し、細かく見ていきましょう!
この最終損益は、3Qの48億ドルの赤字からは、大幅な改善です。ですが、前年同期つまり、昨年の同じ時期だと、12.5億ドルの黒字だったことを考えると、やはり厳しい状況ですね。
みんなの馴染みがある、パーク事業(ディズニーリゾート)では、徐々に再開を進めていますが、以前の収益が戻ってくる可能性は低そうです。
そんな中、ディズニーが目指しているところは、動画ストリーミングサービスへの本格的な転換です。
これは、売り上げの構成を事業別に見ていけばわかる。
大幅な増収となったのが、「D2C、海外」部門でした。
売り上げは、48.5億ドル。前年比で見ると、42%も成長しています。
ここの部門で、動画ストリーミングプラットフォームの「Disney+」や「Hulu」などを展開して行っています。
同じ映像系でも、映画館が閉鎖することなどによって、映像事業も苦戦しています。
コロナ禍によって、目立った新作がない今、業績の悪化は仕方ないとも言えますね。
昨年11月に開始した、Disney+と、資本関係で元々関係性のあるhulu。
Huluに関しては、色々と複雑な資本関係であることから、どちらかにガッツリ注力すると言ったような、シンプルな戦略は取りにくそうですが、いずれにせよ、ここの領域は注目が必要そうですね。
実際に、このパーク事業がうまく回らない中で、映像をD2Cとして強化していくために、ディズニーは大きな組織変更を発表しました。
その要旨としては、映像事業を製作と流通に分けて、ディズニーとして制作するコンテンツをいわば、「ストリーミング前提」にするのだそうです。
だいぶ変わりますよね、そうなると。。
株価で見ると、ディズニーはコロナ拡大とともに大きく下落しましたが、そのあとはゆっくり回復傾向にあります。
つい先日、スターウォーズシリーズの最新実写シリーズである、マンダロリアンの第二シーズンを開始しています。
近年のディズニーは、有力なIPの活用によって、確度を高くヒットを飛ばす傾向がありますね。
ウォルト・ディズニーという会社の他には真似できない本源的な価値は、そのIP(知的価値)にあるというのは、間違い無いので、これからそれをどう活用していくかによって、今後のディズニーは変わってきそうですね。
本日は、こんなところで!
読んでいただき、ありがとうございました!