みなさん、こんにちはこんばんは!
ACT TRADERS運営のナカザワです。
本日も、読むだけで日本の経済・金融に少しだけ詳しくなれる、そんな情報をお届けします!
本日のテーマは、みんな大好き「あつもり」を展開している、任天堂です!
任天堂は2月1日に、2020年4月〜12月期の決算を発表しました。
みなさんもイメージあるかと思いますが、コロナウイルスの影響で、巣ごもりによるゲーム需要の拡大が続いています。
売上高は、前年比37%増加の1兆4,045億円、営業利益は同じく98%増の5,211億円でした。
この任天堂という規模感にして、かなりの伸びですよね。
すごすぎる。
そんな任天堂もだいたい5年前までは、営業赤字に転落していました。
そこから、目覚ましい復活劇を見せてくれていますね。
こんな感じで、業績は絶好調ですが、今後全く心配ないというわけではありません。
任天堂の売り上げ、1兆4,045億円のうち、95%を占めているのが、Nintendo Switch及びそれに付随するプラットフォームビジネスになります。
しかし、注目なのは、日本以外における売り上げなんですね。アメリカ大陸向けが2,590億円と大きく、ヨーロッパ向けが1,655億円と続いています。
さらに、このSwitchの成長を振り返る中で、目を見張るタイトルが2つあります。
一つ目は、2017年に発売された、「マリオカート8デラックス」、そしてもう一つが、2020年3月に発売された、「あつまれどうぶつの森」です。
この両タイトルが、Switchの成長を加速させたことは間違いありませんね。
家電などと同じように、ゲームソフトはもともとオンラインでの販売と相性が良いです。
それに拍車をかけているのが、ダウンロード型を含めた、デジタルでの販売になります。
このデジタル売上は、パッケージソフトとの併売が行われるものと、それ以外に分類されます。
その中で、後者であるダウンロード専用ソフト、追加コンテンツ、Nintendo Switch onlineなどが伸びているのが注目に値します。
例えば、ポケモンだと、追加コンテンツとして新たなポケモンが手に入る、新しいエリアの公開などがありました。
ダウンロード型のソフトであれば、売上原価がほとんどかかりません。
つまり、売上が伸びていくことによって、任天堂全体の売上原価率が下がっていきます。
これが、かなり任天堂にとって追い風になっているんですね。
さらに、前回の決算でも発表があったように、任天堂は今後の成長線略として、任天堂IPに触れる人口の拡大を掲げています。
その目玉が、ユニバーサルスタジオジャパン内にオープンする、「スーパーニンテンドーワールド」
これは、日本だけではなく、アメリカのハリウッドや、オーランド、シンガポールでも開業予定だそうです。
戦略の徹底が伺えますね。。
2020年度、任天堂の業績はピークにあると言えると思います。
この後、一旦ピークアウトするのか、あるいは更なるヒットが控えているのか。
ゲーム機のライフサイクルも含めて、引き続き注目していきたいですね!
本日はこんなところで!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!