PPACとはPharmacy Profession Awareness Campaign(薬剤師認知向上+医薬品適正使用推進運動)の略称です。
この企画は小学生以下を対象に「薬剤師の役割」や「薬の正しい基礎知識」などを、クイズに答えてもらったり、実際に手を動かす実験をすることを通して、子供達に伝えています。
まずPPACでは私たち薬学生と一緒に、お勉強をします!
といっても、私たちが子供達に教えたい、薬剤師の仕事や、薬の剤型や飲み方などの基礎知識などをクイズを織り交ぜた「紙芝居」で、参加者の子供達と一緒に楽しく学んでいくのです!
ここで子供たちに興味をどれだけ持たせるのか、楽しませることができるかは私たちの技量にかかってきます!
そして、
紙芝居に出てきた薬剤師の仕事を体験できるのが「天秤ゲーム」です!
子供達に実際に手を動かしてもらい、様々な病原体(重り)に対して処方箋に従って、天秤を用いて同じ重さに薬を作っていきます!薬が重すぎてもいけないし、軽すぎてもいけない、このように人それぞれにあった薬を薬剤師がつくっていることをゲーム感覚で一緒に体験できます!
また、
紙芝居での内容で学んだ「薬の受け渡しはダメ」、「もらった薬だけを飲むこと」など、なぜそうしなければいけないのかを解明するのが「お薬ミックス」です!
紫キャベツの溶液、酸性のお薬(クエン酸)、塩基性のお薬(重曹)をつかって子供達に簡単な実験をしてもらいます。
紫キャベツの溶液が酸性・塩基性により色が変わることを利用して「副作用」について説明したり、酸性のお薬と塩基性のお薬をまぜることによりシュワシュワと二酸化炭素が出ることにを利用して「薬の飲み合わせ」について視覚的にわかりやすく説明しています。
もらった薬を薬剤師さんの説明通りしっかり飲まないと体の中で大変なことが起こるかもしれないということを印象に残せたらと考えています。
私たちはPPACを通して子供たちに薬の面白さを知ってほしい、正しい知識を持ったまま成長してほしいという願いがあります。
そして、薬剤師の業務などを知ってもらうことで薬剤師の価値を高めることができるのではないかと考えています。