失敗を重ねるということ

はじめまして。学生団体BANEのkahoです。記事を書くのは初めてですが、今回は失敗することについて、アルバイトの経験談を絡めながらお話しします😌

いきなりですが皆さんはご自分のことをどのような人間だと考えていますか?

自己肯定感が高い人、低い人、自信がある人、ない人、自分に満足している人、していない人...。世の中には色んな人がいて、みんなそれぞれ自分に対して何か感じながら生きているんだろうなと思います。そしてなんだかんだみんな自分のことが好きのかな、とも思っています。

私はというと、不器用で、自信家です(どこから降ってきた自信かわからないのですが)。そしてきっと自己肯定感が低いです。どうしてだか相反する3つの要素が共存しています。

話は逸れますが、私は去年の6月に人生で初めてアルバイトというものを経験しました。今ちょうど1年経ったくらいですね。始めたばかりは高校を卒業したばかりで学校以外の世界を知らず、あの頃の私は本物の未熟者だったなあと思います。(今もさして変わりませんが笑)
未熟者だったのですが、自信とやる気だけはあるのと昔から人当たり良く振る舞うことは得意でした。なのでバイトが社会経験と言ったってどんな環境でもどんな相手でもやっていけるだろうと、少し鷹を括っていました。今思えば世の中をなめていたのかもしれません。

バイトは飲食店の接客の仕事でしたが、始めから気づいたことが2つありました。

1番に気づいたことは、いかに人からお金を頂くことが難しいか、ということでした。
お客さんに一流のおもてなしをすることが絶対条件の格式高いお店だったということもあり、バイトの身であってもお手伝い感覚で仕事をすることが許されない厳しい世界でした。
人からお金をいただくためには人をどれほど幸せにできるかが問われていること。人を幸せにするための責任と覚悟が必要であること。社会に出てお金を稼ぐ、ということを身をもって理解した時、頭を金槌で殴られたような衝撃を感じました。自分がいかに社会を知らず、そして自力では何もできない未熟者か、身をもって知りました。

そして2番目に気づいたのは、自分が不器用であることでした。恐ろしいほど無自覚だったのですが、バイトを始めて以来、嫌というほど自分の不器用さに向き合わされる経験をしました。

初めて数か月、バイトに行くたびにほとんど失敗しかしていませんでした。週に一度はグラスを割り、必ずと言っていいほどオーダーをミスし、そして料理を運ぶときには食材を床に散乱させました。とうとう店長には「お前わざとやってんのか」と言われ、ある日からはポンコツと呼ばれるようになりました。わざとやってるわけはありません。失敗なんて極力したくないんですから。でも実際、弁解の余地もないやらかしを繰り返しお店にも周囲にも迷惑をかけてばかりだったので、その場では謝ることしかできませんでした。そして自分のできの悪さを呪いながらも毎度のごとく、次はやらない、絶対やらないぞと心に誓っていました。
(ちなみに店長とは一緒に出かけるくらい仲良しです。ポンコツは、、愛称でしたね笑)。
実際は失敗エピソードを話し出したらきりがないです。我ながら悲惨すぎるのでこの辺にしますね(笑)

そんなこんなでバイトを始めてから数か月の間、自分の同じタイミングに入った同期や他のバイトと比べて自分のポンコツ具合に自己肯定感が下がる一方でした。でもある時社員の方がかけて下さったこの言葉で、考えが180度変わりました。


「いちいち失敗で落ち込んでないであなたは失敗しまくって痛みで覚えなさい。今のうちになるべく多く失敗しとかないと大人になってから社会人になってからじゃ遅いんだよ」

この言葉を聞いたとき、「なんですと、、既にこんなに痛みを感じて苦しんでいるのにこの痛みで何を覚えろと、、??」と軽く気が狂いそうでした。が、この考え方は私にとって革命でした。
なぜなら、この言葉が失敗が今の自分にとってどれほど価値のあるものか失敗がどれだけこれからの自分を作るのかということを考える大きなきっかけを与えてくれたからです。

バイトの経験を経て、社会でお金を稼ぐことの意味を知り、そして自分を理解するようになりました。今では自分が不器用だからこそ支えてくれる周囲に感謝を忘れず、謙虚で誠実な人間でありたいなと思っています。

(そう思わせてくれたのは繰り返し失敗する機会を与えてくれた店長や周囲のお陰です。本当に感謝でいっぱいです。よくクビにもせず、伸び代があると言って根気よく育ててくださっているなと頭が上がりません。このエピソードは氷山の一角ですがバイト先の方々は本当に尊敬している人たちばかりです。)

まとまりのない文章でしたが、無理やりまとめると

沢山の失敗体験が自分を見つめ直すきっかけを与え、失敗こそが今の自分を作っているということです。

次の投稿では「不器用だからこそ出来ること」「不器用だから自分が誇れること」についてお話しさせてください。ここまででも話したいことの3割くらいですが、長いので今日はこの辺で。

佐藤 新九郎
2021.07.12

「失敗」ってその後に成功したら「意味があったな」とか「あの時失敗してよかったな」と思うもの。
でも、成功に導かれているかわからない段階で「今の自分を作る」ということに思いが向いていることってめちゃ素敵だと思う!!
いつまでも最高の「失敗」をし続ける果歩でいてな!!

かほ
2021.07.13

失敗を失敗として終わらせないようにしたいと思えるのは
いつだって周りの人が夢にまっすぐ向き合っているから。
コメントありがとう

Shoma
2021.07.12

かほの団体への熱量、一生懸命さは普段の活動からもすごく感じる!!
この学生団体BANE↗︎もみんながたくさん失敗できるような場所にしたいね!!

かほ
2021.07.13

そうだね、挑戦する人の背中を押せるような人でありたいし、そういう団体にしたいと思ってる。
コメントありがとね

大久保裕貴
2021.07.01

kahoさん
素敵な記事ありがとうございます!
失敗しても育て続けた店長さんも素晴らしいですが、失敗しても続けていけるkahoさんが素晴らしいですね。
僕ももともと飲食店のマネージャーだったので、失敗しても立ち向かう人のほうが好きですし、結果お店のスターになるんですよね。この経験を大事にしていってください!

かほ
2021.07.10

ありがとうございます!コメントで元気をいただきました。
積み重ねてきた失敗を全部糧にする勢いで成長し続けたいと思います☻