21卒の新卒採用が終盤になり、22卒の採用がインターン含めてスタートしています。
就活開始直後の学生から様々な質問をいただく中で、最初に上がってくる質問について、僕なりの意見をまとめてみたいと思います。
「会社の選び方をどういう軸で選べば良いでしょうか?」
という質問です。
これからどういう軸で社会人としての会社を決めようか、という質問です。本質的で一番最初の悩みですね。
結論から書きますが、
- やりたいこと、好きなこと
- 成長する市場
- CIフィット
この3つの軸がよいのでは、と思って伝えています。
やりたいこと、好きなこと
長いビジネス人生です。自分のやりたいこと、好きなことを最初の軸にしてほしいな、と思っています。学生の目線でやりたいことが、社会に出ると違うことは多々あると思いますが、そこは、業界研究や企業研究をしっかり行い、担当する業務がどんな内容か把握しながら決めてほしいところです。
やはり、自分がやりたいこと、成し遂げたいこと、好きなことができている人の会社でのパフォーマンスは圧倒的に高いです。当然ですよね。そういうモチベーションがあれば、執着もって学習し、成果にコミットします。仕事を仕事と捉えず、没頭し、成果に邁進する。仕事を趣味と捉えるぐらいのめり込む。そういう人が成果が上がっているタイプのひとつだと思います。
※もちろん、人それぞれタイプが違うので、違う思考でも成功するタイプはいます。
ただし、やりたいこと、好きなことだけで仕事を選んでしまうと間違える可能性があります。
それが2つ目の項目です。
成長する市場
成長する市場に身を置く、ということです。
成長産業・成長市場には、様々なチャンスがあります。業界が伸びているので、売上も伸びやすく、組織も拡張していきます。その中で、マネジメントを早いタイミングで任せてもらうなど、さまざまな「機会」を得ることができるでしょう。当然、会社が成長すれば給与も増えます。
しかし、伸びていない市場にいるとどうなるか。上記の全く逆です。
- 売上が上がらない
- 組織が大きくならない=上が詰まってしまう
- 既存のパイの取り合いになる
- 給与が上がらない
ですのでどんなに好きなこと、やりたいことでも、市場が伸びていない業界には様々なリスクがあります。それでもその業界にある会社に入るかは冷静に判断しつつ、最後はリスクを理解したうえで入社する覚悟が必要だと思います。
極論、好きなことで市場が伸びていない場合は、「趣味にする」と、僕の場合は決めています。しかし、逆張りだったり、テクノロジーの進化によって、その市場がまた伸びる可能性もあるので、一概には言えません。あくまで私個人の意見です。
さて、やりたいことと市場が整理されました。最後は、どの軸で会社を選ぶのかという点です。
それは、以下が大切だと思っています。
CIフィット
CIフィットのCIとは、Corporate Identity の略です。Corporate Identity とは、詳しくは、Wikipediaをご覧ください。参考までにCINCのCIは以下です。
そして、CIフィットのフィットという部分ですが、会社が掲げているCIと自分の成し遂げたい、やりたいことがフィットしているか、という点です。
CIはいわゆる、会社が目指す方向性です。会社の目指す方向に自分の成し遂げたいことがリンクしていれば、仕事を一生懸命頑張れると思いませんか?疑いなく、業務を行いながら個人と会社の成長にコミットできると思いませんか?
ですので、そこで大切なのは、会社がやっているサービスや商品がマッチしているだけでなく、会社の目指す理想的な姿が、自分とマッチしているのか、まで見ていく必要があるかと思います。
本当はもっと細かいポイントがたくさんあるのですが書ききれないので、もし、詳しく聞きたいなどあれば、私のTwitterなどから連絡ください。
就活している学生の皆さん、頑張ってください。