【アメリカ留学記】vol.16 インタビュー③92歳のご近所さん

(English version will be at the end of this page.)

みなさんこんにちは。

Epoch所属、アメリカ留学中の樫原です。


今回は、私がホームステイしている家の向かいに住んでいる92歳のRaymond W. Nieldertさんにインタビューをしてきました。

彼にはかなり前にインタビューをしたのですが、みなさんに伝えたい事が多すぎて、文章に起こすまでに時間がかかってしまいました。


Raymondさんはアメリカのイリノイ州の出身で、現在なんと92歳

1978年に教会のためにここ、ソルトレイクシティに引っ越してきたそうです。

彼はなんと日本にも滞在していたことがあるそうで、そのお話も聞いてきました。

この記事は次の通りの内容でお送りしていきます。

   1. 普段の生活について

   2. 人生の思い出話

   3. 長生きの秘訣

   4. 若い人たちに伝えたいこと、アドバイス

なかなか面白い話が聞けると思うので、ぜひ最後まで読んでください!


1. 普段の生活

”ウォリー”という名前でみんなから親しまれているRaymondさんは、

テレビを見るのが大好きだそうです。

ちなみに好きな番組は"Price is Right"と"Wheel of Fortune"。

そのほかには昼寝や芝刈り、薪割り、そして洗濯などをして1日を過ごすそうです。

私たちの近所には散歩をする人が多いのですが、彼もエクササイズとして散歩をするのかを尋ねてみたところ「滅多にしない!」ときっぱり答えてくれました。

彼にとっては「薪割りがエクササイズ」とのことです。

また、私の家から外を眺めるとRaymondさんが前庭で奥さんとベンチに座ってゆっくりしている姿も時々見られます。



2. 人生の思い出話

92年という長い人生をRaymondさんに少し思い返してもらいました。

するとたくさん面白い話が…。


彼は昔、いわゆる”悪ガキ”だったそうで、高校を退学させられたことも。

しかしその後、軍隊に入隊し、帰ってきてからきちんと高校を卒業したそうです。

また、軍隊の関係で日本の仙台や盛岡にいたという彼。

日本人女性のミサコさんと友達になったそうですが、なんとお互い、相手の国の言葉が喋れなかったとのこと。

「どのようにコニュニケーションをとったの!?」と聞くと、笑いながら「分からない!」と一言。

ぜひ、その時代に戻ってどのようにコミュニケーションをとっていたのか覗いてみたいものです…!

その後は木材を扱う仕事についたり、不動産関係の仕事についたりもしたそうです。

「色々ありすぎて何を話していいか分からない!」と何度もおっしゃっていたほど、様々な経験をされてきたみたいです。



3. 長生きの秘訣

92年の人生はRaymondさんにとって「とても長い」とのことです。

長生きの秘訣は何なのかを聞いたところ、まず出てきたのがタバコを吸わない、お酒を飲まないこと。

若い頃はお酒を飲んでいたそうですが、「もし続けていたら今はもう生きていないだろう。」とのこと。

また程よい運動も大事だと話してくれました。

そして、彼が何より強調していたのは奥さんの存在。

手作りの食事をとり、奥さんと2人で仲良く生活を送ることが健康のためには欠かせないそうです。

また、「私は彼女のためにここにいる。」とおっしゃるほど、奥さんの存在自体が大切なのだと教えてくれました。

一方で奥さんの方も「私が彼を死なせないのようにしているの…!いなくなられたら困るからね。」と笑いながら話してくれました。


4. 若い人たちに伝えたいこと

Raymondさんが生きてきた時代と私たちが生きている時代は大きく異なります。

しかし、彼も私たちと同じく、”若者”として人生を送ってきました。

そんな人生の大先輩に以下のようなたくさんのアドバイスをいただきました。


飲酒と喫煙はしないこと。

素直でいること。

家族や友人、隣人など、誰であっても相手を尊重し、大事にすること。

そして自分のことも大事にすること。

このためには自尊心をもち、自分を誇りに思うことが必要だとのことです。

友達はたくさん作ること。

相手の悪いところばかりではなく、良いところを見つけること。


これらのアドバイスは私たちが大事だと分かっているはずなのに、つい忘れがちなことばかりではないでしょうか。

これを機に、改めて自分に言い聞かせたいものですね。




以上、Raymondさんのインタビューをお伝えしました。

みなさんが印象的だったお話はありましたか?

今後も、いくつかインタビュー記事を投稿していくので、お楽しみに!


学生団体Epoch 同志社大学 樫原佑実


Hello, it's Yumi.

I had an interview with my 92-year-old neighbor and I want to share the interview today.


This is Raymond W. Nieldert who is living across the street.

He is originally from Illinois and moved here, Salt Lake City, in 1978 for the church he was joining.

He spends a day doing the laundry, watching TV, and taking a nap. 

I often see him sitting on a bench with his wife in the front yard too.


He was once in Sendai and Morioka, Japan, when he was in the military.

One funny story is that his Japanse female friend who can't speak English and he who can't speak Japanese did communicate somehow. 

He said, "I don't know how I communicated with her!"


According to him, a 92-year life is very long.

How has he kept fit like so long?

The answer which came first was "No alcohol, no smoking."

What he emphasized the most was actually the presence of his wife.

He talked to me, "I'm here for her." with a big smile.

I re-realized the importance of having a partner, or family to be healthy both mentally and physically.


Finally, he gave us some advice.

・Don't smoke, don't drink

・Be honest to one another

・Respect your family, friends, neighbors, whoever you meet.

・Respect yourself by being proud of yourself

・Make a lot of friends

・Don't find fault of others, but find good of others.


All that he talked to me was interesting and meaningful.

What do you think?


Thank you for reading!

I hope you enjoyed this article.

Yumi Kashihara