新型コロナに"壊された"大学生の悩み。 Part2(行動&成長編)

 どうも、Epoch 副代表の柿本です。

今回の記事は前回の続きになります。
先に前回の記事から読んでいただけると幸いです。

Part1はこちらから

それでは、筋トレに目覚めてしまった大学生のお話の続きです。


筋トレってとにかく鍛えればいいんでしょ?

 前回の記事を読んでいただけたらわかると思いますが、簡潔にまとめると、コロナ禍で、場所や一人でできることという制約があり、なおかつ自分が成長もできて、ストレス解消にもなるということで、筋トレを始めることにしました。

 筋トレと聞くと、とにかく腕立てしたり、腹筋したり、がむしゃらに体を痛めつければいいというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

 しかし、実際はトレーニングの内容はもちろん、食事内容・生活リズムに至るまでしっかりと管理しなければ、ちゃんと筋トレをしているとは言えないのです。

 元々、僕は夏休みの宿題をギリギリまでやらず、未提出の課題がありつつも、先生に怒られないギリギリのラインをすり抜けるタイプでした。ですから、人間の本質は自堕落であり、甘えであると思っています。(笑)

 筋トレも高校時代、何度か挑戦しましたが、全て三日坊主。ただちょっと筋肉痛になっただけで体は何一つ変わってくれませんでした。

 しかし、今回は違いました。

筋トレを続けて気づいた、3つの大切なこと。

 高校時代は正直、本当にする必要性を感じなかったために、継続しようという気にもなれませんでした。では、今回何が違ったのか。

 新型コロナという病のせいで、健康の大切さを深く刻み込まれたからです。ニュースでも「歯が抜ける夢をみる人が急増」なんて言っていましたが、僕も一時期、不眠症気味になりました。12時にベッドに入っても、5時まで寝れない日が1週間ほど続きました。なんとか薬などに頼らずに治ってくれましたが、普通の生活を送れることが如何に幸せなことかと身に染みました。

 筋トレを始めてから、食事や生活リズムも気遣うようになり、不眠症以来、目立った不調もなく、ここまで元気にやってこれていることに感謝しています。

 まず、心身ともに健康的であること。これはあらゆる状況において必要不可欠です。クリアーな思考をするためにも、周りに迷惑をかけないためにも、いざというときに多少無理をしても体調を崩さないためにも、日々健康に気を遣うことがベースとして大事だと考えます。

 そして、次に自分に自信がつくということが大切です。

 今も大差ないと言ってしまえばおしまいなのですが、元々僕はヒョロガリでした。だからと言って、長距離走の選手のように、しなやかな体なわけでもなく、目立たないけどお腹がぷにぷにしているような状態でした。そういう体型を気にしない方もいるとは思うのですが、僕にとってはある種コンプレックスでした。筋肉をちゃんとつけたい。ずっとそう思いながらも、高校時代は受験で忙しく、大学に入ってから体育会系にも入りましたが、練習のキツさ&骨折で挫折しました。

 しかし、現在、皮肉にもコロナ禍という最悪の環境の中で、半年ほど筋トレを継続できています。もちろん体つきもある程度変わったと思います。ナルシストかよ!と思われるかもしれませんが、鏡の前で自分の体をチェックするのが今は日課です。

 「俺は懸垂20回以上できるんやぞ!」という謎の自信もつきました。(笑)

 この生きづらいコロナ禍で自分のコンプレックスを克服したこと、それ自体も僕に自信がついた要因です。

 そして、3つ目に、メンタルリセットするルーティーンができたことです。

 生きていれば、ちょっとぐらいムカつくことってあると思います。時には、怒りや憎しみに突き動かされてしまうこともあるかもしれません。SNSが発達し、非常に便利になったと同時に、自分の感情を、顔も知らない他人にぶつけることができるようになった時代です。そんな中で、我慢できないからと、誰かに怒りやムカつきをぶつけることがまかり通る時代ではいけないと思います。とは言え僕もムカつく時もあります。

 そんな時こそ筋トレです。

 筋トレをする時は、筋肉を痛めつけること以外何も考えません。脳味噌まで筋肉になったような発言ですが、頭を空っぽにして、現代のSNS社会から一旦離れる、すなわち意識的に「孤独」を作るための手段は、筋トレに限らず、どんな方法でもいいので一つは持っておくべきだと考えます。大変な時期だからこそ、他者を傷付けず、自分を律することが必要だと考えます。

 身体も、精神も、自分のものであるはずなのに、中々理解できないものだと感じます。だからこそ、意識的に自分と向き合う方法として、筋トレは僕にとって最適でした。


モチベーションという存在の大事さ。

 ここまで読んでいただいて、筋トレが良いものであることはわかっていただけたかと思います。しかし、同時に「でもやる気にはならないなぁ」という人もいると思います。実際、いくらメリットを説明されたからと言って、なんでも継続できるわけではないですよね。
やはり、人間の本質は自堕落であり、甘えであると思います。(笑)

 だからこそモチベーションなる存在が大切だと気付きました。

 モチベーションなしでも、やり始めは気合でどうにか続けられますが、やはりある程度時間が経ってくると、目標や他者からの刺激があるのとないのでは歴然の差が生まれるのではないでしょうか。ちょっと筋トレをするだけでそう思うわけですから、社会に出て実際に働く時は、このことをより痛感するでしょう。自分のモチベーションもそうですが、逆に、仲間のモチベーションを高めるということも同様に大切であるはずです。

 我々Epochも実際、新型コロナの影響でほとんど活動できていません。しかし、人と人との繋がりが大切であるという考えは変わりません。お互いに高め合うということは多くの場面で理想的であると言えるのではないでしょうか。

 ちなみに、僕の筋トレのモチベーションになったのは、総合格闘技やキックボクシングのプロ選手たちです。元々は筋トレの目標にするために見始めた格闘技の魅力にここからハマっていったわけです。。。


  筋トレを継続したことで感じたことをある程度言語化するだけで、自分の中でも新たな発見がありました。たかが趣味、されど趣味。どんなことでも、言語化しようと試みることは隠れている大切なことを教えてくれるのかもしれません。

 今回も長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。筋トレについては今回で終わりですが、まだこのコロナ禍でのお話は続きますので、ぜひ次回も読んでください!

学生団体Epoch 副代表 柿本 遼