1度は必ず行くべき場所

こんにちは!
フルマラソンのサブ330を目指して毎日3キロ以上走っている大場です。


今週は先週の投稿で紹介したヒッチハイクをするきっかけとなった知覧特攻平和会館について書いていきます。


知覧特攻平和会館とは第二次世界大戦末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示している資料館です。


この場所に行くきっかけはヒッチハイクを行った友達との会話でした。ある日この友達と学食で食事をしていたときに知覧特攻平和会館に行きたいと言いました。なぜと私が友達に問いかけるとその友達は



「中学校の修学旅行で行ったときは好きな女の子ばかり追いかけていて資料や手紙を全く見ていなかった。20歳になり、大人となった今では理解できるものがあるはず。またあと少しで社会に出ていく上で不安や悩みがある。その中で同世代の人が特攻隊として死ぬことの覚悟や思いを社会に出る前に知っておきたい。」


と熱く話してくれました。この話を聞くまで恥ずかしながら知覧特攻平和会館の存在を知りませんでした。「永遠のゼロ」などの戦争映画は見たことがありましたが、実際の特攻隊とはどういうものなのか知りませんでした。話を聞いて興味を持ち、行くことを決めました。


平和会館に行くと特攻隊の最期の手紙などがたくさん展示してありました。その中には


「国のため笑顔で征ってきます」
「国のために死んでいくことは光栄です」
「天皇陛下万歳」

と自分の本心か分からないものがたくさんありました。なぜなら当時の手紙の内容は閲覧されて国を批判することや未練があることを書くことはご法度とされ、最悪の場合送ることが出来なかったそうです。そのためこの手紙の内容がその人の本心なのか考えさせられました。ただこのような内容の手紙だけではなく、家族や恋人に向けた手紙もありました。


「母上より先に逝く親不孝者をお許しください」
「弟、妹へお母さんの事をよろしくお願いします」
「娘へお母さんの言う事をしっかりと聞いて立派な人になってください」


このような内容の手紙があった中で一番印象に残っているのはメイン画像の写真でもある穴澤利夫大尉の手紙でした。この手紙は婚約者に向けて送った手紙です。その内容を要約すると



婚約していたにもかかわらず、結婚式を挙げられなかったのは残念でした。死んでいく前の最期の願いとしてはあなたの幸せです。どうか私のことを忘れて新しい人を見つけて幸せになってください。この後少し違う内容が続きます。そして手紙の最後として今の自分の最期の欲を書いていく。


①読みたい本
「万葉」、「句集 」、「道程」、「一点鐘 」、「故郷」


②観たい画(絵)
ラファエル「聖母子像」、芳崖悲母観音


③会いたい人
智恵子(婚約者) 会いたい,話したい,無性に。 



と手紙の最後に綴られていました。そして穴澤大尉は婚約者から以前プレゼントされた手作りの白いマフラーを撒いて出撃したそうです。



特攻隊たちの最期の手紙を読んだとき自分の今の不安や悩みは死ぬことが決まっている特攻隊たちの不安や悩み、覚悟、未練に比べたらとても小さいものであると感じました。またその隊員たちは今の自分と同世代や年下で死んでいく身に対して自分はこれからも生きている中でいくらでも修正できる身であるのにちょっとしたことでへこんでいてはいけないと感じました。



さらに自分はいつでも親や恋人など会える環境にいるの特攻隊たちに比べて大切にできていないと思いました。いつでもそばにいるからこそ大切にしていかなければならないとこの投稿書きながら改めて感じることが出来ました。



最後に
知覧特攻平和会館は1度行くべき場所だと私は思います。私自身も友達に教えてもらうまでは知りませんでしたが、実際に行って手紙や遺品を見る事によって様々なことを感じとることが出来ました。皆さんも1度行ってみて様々なことを感じてほしいなと思います。私も不安や挫折、悩むことがあったらまた訪れたいなと思っています。


ではまた!!  次の土曜日に!!