今シーズン組織リーダーを務めさせていただきました。
4年の藤田真由香(こと)です。
本日は、引退ブログということで、恐らく私が女ラクで書く最後のブログとなります、!
今まで、引退していく4年生のブログを読んでは、チームを去り行く先輩方の想いを胸に、気持ちをきゅっと引き締め直して、新チームでの活動をスタートする。というのが私の密かなルーティンでした。
それが今度は、私自身が引退ブログを書く側になるとは、なんだか感慨深いです。。。
私のラストブログ。
引退を経ての今の想いと、これからチームを創っていく23チームのみんなに向けて、伝えたいことを綴ります。
私が今まで先輩方のブログから勇気をもらったように、私もこれを読んでくれた誰かの気持ちをちょっとでも動かせるような、そんなブログを書ければと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです☺︎
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まず初めに、日頃より武蔵大学女子ラクロス部を支えてくださっている保護者・OGの皆様、学校関係者・ラクロス関係者の皆様。
今シーズンも、私たちは多くの方々の支えと応援の上で最後まで走り切ることができました。
日々、皆様の存在に支えられ、温かい応援のお言葉に力をいただき、練習に励むことができました。
この場をお借りして心より感謝申し上げます。今シーズンも本当にありがとうございました。
代替わりをしても、私たちは、更なる成長を目指して、前を向いて進んでいきます。
日頃応援してくださる皆さまの想いを胸に、23チームを築いていきます。
どうか今後とも、変わらぬご支援ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。
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引退を迎えるときの気持ちはどんな気持ちなんだろう。その日の景色は、どういう風に見えるのだろう。
自分が1年生のとき、4年生が引退していく姿を見てからずっと、自分自身の引退の日に思いを馳せてきた。
これは、早く引退したいとか、決してそんな感情ではなくて引退していく4年生の姿を見て、自分が4年間をやり切ったときを想像して、わくわくした気持ちになっていたんだと思う。
引退ブログではどんなことを書こうか、引退式ではみんなにどんなことを話そうか。
自分がイメージするその状態になるには、自分は今から何をすればいいだろう?引退するとき自分はどういう人でありたいのか?
気が早すぎると思われるかもしれないけれど、実は、1年生の頃からずっとそんなことを考えていました🙂
そんな私が迎えた引退の日は、想像とはずいぶん違ったものだった。
なかなか思うようにいかなかったリーグ戦も、最終戦では12点リードでチームとして勝ち切ることができ、自動降格は免れた。しかし得失点の関係で、他大学の試合結果がわかるまでは、武蔵が下入れ替えに行く可能性も0%とは言い切れない状況だった。
そのため、22チームは、最終戦後も試合結果がわかる1週間後まで活動を続けることになった。
今まで見てきたどの先輩たちも、試合を最後に、それぞれの想いを胸に抱きながら引退を迎えていた。
私も同じようにあの場所に立って、その時見える景色に思いを馳せていただけに、試合を最後に引退できないことを知って実はほんの少しだけへこんだ。
だけど、実際は、ラストの日が試合か練習かなんてちっぽけなことで、重要だったのは引退を迎える日まで、自分で何を考えて、どう過ごすかだった。
そんな中で、最終戦後に過ごした1週間は私にとって、とても大事な時間になった。
残された時間を使って、自分を振り返り、やり残したことを実行できる時間が与えられたんだと気付いてからは、自分がやるべきことなんて無限に思いついた。
想像していた引退とは、全然違ったけれど、この最後の1週間があったからこそ、私は自分にできることは全部やり切った!と思えたんだと、今は思う。
引退したときの感情や景色を言語化するのは難しい。
だけど、一つ言えるとしたら、4年も何かに熱中して継続できた経験がない私にとって、武蔵女子ラクロス部という環境で、4年間を過ごし、「よし!やり切った!」と自分で思えた瞬間を味わえたことは、かけがえのない出来事だった。
今まで感じたことがないくらい清々しく、晴れ晴れした気持ちだった。
この感情も景色も、女ラクを選ばなければ絶対に経験できなかったものだと思う。
4年前の私は、運動部経験もマネージャー経験もない、何かに本気になったこともない、人前に出るもの発言するのも大嫌いで、失敗するのが怖くて、ずっと自分ができそうなことにしか手を出してこなかった。
そんな私が、自分に自信が持てるようになったのも、もっと上を目指したいと思うようになったのも、自分の言葉で、行動でチームを引っ張りたいと思えたのも、こんなに何かに一生懸命になって熱い気持ちになったのも
全部全部女ラクで出会った沢山の人と、恵まれ過ぎたこの環境で4年間を過ごすことができたからこそのものだった。
4年前、女ラクを選んだ私に「よく女ラクを選んでくれた!」と褒めちぎって、思いっきり抱きしめてあげたい。
多分、もう1回大学生活を繰り返すとしても、私は迷いなく女ラクを選ぶ。
大変なこともしんどいことも、泣きたくなることも、投げ出したくなることもいっぱいあったけど、それでも女ラクを選ぶ。
だって、自分をこんなにも成長させてくれて、心から大切に思える人たちに沢山出会えたこの4年間は、私の人生においてかけがえのないものだから。
大変だったこと、しんどかったことをここで書きはじめたらきりがない。だけどそんなこと振り返ってみたら小さなことだったと吹き飛ばせるくらい、活動する中での一瞬の喜びや感動、些細な嬉しさが、私の中では大切なものだった。
しんどいことありきで、そういうどうしようもなく忘れられない一瞬一瞬が積み重なって、私はここにいたいと思い続けられたんだと思う。
こうした女ラクでの経験は他の何にも変え難い。
きっとこの先、人生の岐路に立ったとき、何度も女ラクでの経験を思い出す。ここでの経験が、これからの私の原点のようなものになってくれるとそう思う。
私はブログを書く上で、いつも必ず書いていることがある。私が胸を張って女ラクで活動する自分を誇らしく思えているのは、何より周りの人たちの存在があるからこそのものだということ。
女ラクでの4年間を一言で表すのなら、何より「人に恵まれた4年間」だったと私は思う。
日々、周りの人の存在に支えられ、頑張ってこれたからこそ、いつだって周囲への感謝の想いが私の大きな原動力だった。
原動力が自分以外の対象にあるのってどうなの?って思う人もいるかもしれない。部活って自分のためにやるものでしょ?って思う人もいるかも。
だけど、私は何より、武蔵女ラクに関わる「人」が大好きだったから、最後までやり切りたいと思えたし、このチームに貢献するためには自分はマネージャーとして、組織幹部として何ができるだろうと、いつだって前を向けた。
この原動力が入部当初からずっと自分の一番真ん中にあったからこそ、早く成長したい、貢献したいと思えたし、チーム創りに深く関わるようになってからは、今度は自分がそんなチームを創るんだと思えた。
そんな想いがあったからこそ、今期チーム創りをするうえでは、一人一人の存在を特に大事にしたいと考え、誰もが自分らしく輝ける環境を実現するために試行錯誤してきた。
今期は、愛し愛されるチームを実現することをビジョンとして、2部昇格を目標に勝ちを目指すチームを掲げてきた。部活である以上仲良しごっこで楽しいだけじゃ、そこからは何も生まれないし、反対に勝敗や点数ばかりに目を向けていると、チームがばらばらになってしまう。
チーム全体だけを重視すると一部の個人が疎かになる。
反対に、その個人を見すぎるとチーム全体の歩みが遅くなってしまう。
その匙加減がとても難しくて、チーム創りって一筋縄じゃいかないんだなと気付かされた1年だった。
これが、大人数のチームなら、チーム全体を重視し続ければいいのかもしれない、だけど人数が少なく、一人一人の存在が本当に大切になってくる武蔵女ラクでは、こうして、チームだけじゃなく、個人にフォーカスすることもすごく大事なことなんだと私は思う。
この経験を通して、チーム全体の見通しを持つこと、自分自身とその周りの人をよく見ること。
このどちらもチームが前に進んでいくうえで、とても大事なことだと気付かされた。
今期の「愛し愛されるチームを実現する。」というビジョンは、まさにチームが前に進み続けるうえで大切なことをギュッと凝縮したようなビジョンだったと思う。
代や人が変わればビジョンや目標が変わることはある。
だけど、23チームのみんなには、これからもこのビジョンを片隅にでもいいから、心に留めておいてほしいと思う。
日々アップデートをして、変わっていくことは勿論大事なことだけど、一人一人を大切に思う気持ちとか、周囲への感謝とか本質的な部分はぶらさずに重視し続けてほしいと思う。
全体的に見たら些細なことに感じるかもしれないけど、多分こういうことの積み重ねが本当に大事で、
こうした活動の軸になるような想いを繋いで継続していくことで、
練習や試合ができたり、頼れる仲間ができたり、一緒に戦ってくれるコーチの方がいたり、どんなときでも応援して支えてくれる周囲の存在があったりといったような、日々の「恵まれたあたりまえ」を実現することができるのだと思う。
23チームのみんなは、新しいシーズンを築いていくうえで今、一つの山を越えようとしているところだと思う。
一人一人にそれぞれの悩みとか葛藤があって。うまくいかないことの方が多いかもしれない。
だけど、どうか折れず腐らず、自分たちはどんなチームを創っていきたいかに思いを馳せて、いっぱい考えて、悩んで、みんならしいチームを描いていってほしいと思う。
たしかに今まで先輩が築いてくれたものを引き継いでいかなきゃとか、今まではこうしてたから今年もこうしなくちゃとか、あの人はこう言ってたからこうしなくちゃとか、色々と考えてしまうこともあるかもしれないし、そういう気持ちも大事だとは思うけど、
これからの主役は今いる1、2、3年生のみんなだから、
上級生が創っていくチームについて行こうとか、頼れるあの子に任せようとか、そんな勿体無いことしないで、
今ここにいる自分自身は、どんなチームだったら頑張れそうか、自分は何ができそうか、どうありたいかを考えてみてほしい。
武蔵女ラクは全員が主役になれる場所だし、一人じゃ実現できないことも、みんなの考えを合わせれば、なんだってできるし、どんなチームにだってできるよ。
今が仮に楽しくなかったとしても、何か不満があったとしても、人数が少なくてこの先が不安だったとしても、それも全部ひっくり返して変えていくことが、今のみんなにはできるんだよ。
これは別に、一人一人が頑張れってプレッシャーをかけてるわけじゃなくて、今の武蔵は、自分自身で変えていける、創っていける環境にあるんだよってことを伝えたいなと思ってこんなことを偉そうに書いてます、、、☺︎
チーム創りに正解なんてないし、たった1年間で完璧な完成系になる訳でもない。チーム創りのプロじゃないんだからそれはあたりまえ。
私ももっとこれできたなあとか、ああすればよかったなとか、いまだにどうすればいいかわからないことも沢山ある。
そんな未熟な立場で、こんな色々意見するのもなんか少し申し訳ないけど、みんなには目先のことに囚われすぎず、伸び伸びとこれからのチーム像を考えてほしいと思っています。
遅すぎるのはよくないけど、焦って視野を狭めてもいいことないし、キャパオーバーして、周りを見れなくなったらもっとよくない。
どういうチームでありたいか考え抜いて、みんなが前を向けるようになったら、それがみんなの正解で、新しいスタート地点になるんだと思います。
私は、引退しても武蔵女ラクの力になりたいし。
みんなが目指すチーム像を実現するために、今度はOGとして、武蔵女ラクにこれからも関わらせてほしいなと思います🌼🌼
これからもよろしくね☺️
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さて、最後に引退ブログ恒例と言っても過言ではない、一言ずつのメッセージを綴らせていただこうと思います!(これは1年生のときからこうやって引退ブログを締めようと決めていました笑)
↓↓↓
1.2.3年生
まずは22チームとして、最後までやり切ってくれてありがとう。チームが始まった当初は、4年生がなんだか頼りなさそうで、人数も少ないし、大きな存在だった21の4年生はもういないし、とっても不安だったと思う。
そんな中でも、私たちも負けていられない!と焦るくらいの勢いで、みんなは力を尽くしてくれて、沢山の葛藤があった中でも、純粋な姿勢でラクロスを楽しむ姿に、みんなの笑顔に、私はいつだって力をもらっていました。
私は大学に入るまで、「後輩」という存在とまともに接したことがなかったから、自分が最上級生で、沢山の後輩がいる環境なんて今まで考えられなかったけど、頼もしくて、逞しくて、とにかくかわいいみんながいたから22チームとして、最後まで走り切れました。
本当に本当にありがとう。
みんなには沢山の感謝の想いがあるから、困った時はいつでも連絡してね🎈
みんなのあのパワーがあれば、どんなチーム像だって実現できるはず。間違いとか失敗を怖がらないで、みんならしく突き進んでいってください、!
みる
最後隣にいる同期が、みるだけだなんて想像もつかなかった笑
え!たった2人!?って思ったよ😇
最初は不安だらけだったし、みるに対して大丈夫かなあ〜、、って思う場面もあった。多分みるも私にん?は?って思う場面も沢山あったと思う。
それでも2人で色んなことを乗り越えて、おいしいもの食べて笑い飛ばして、どんなことも共有できたみるっていう存在がいたから私はいつでも前を向けていたんだと思う。
悔しさが一つもないって言ったら多分それは違うけど、最終戦で見たみるの顔は、今まで見たどの瞬間よりいい顔してたなって思った。あの時は、なんか色々思い出して、胸がいっぱいで泣きそうになったよ🥲🥲
あの顔を一番近くで見られて私はとても満足です。
そんなみると引退を喜び合えて本当に幸せでした!!
これからもよろしく!!
かなめ
遥か遠くフランスにいるかなめ。
引退は私たちより全然早かったけど、かなめも大事な同期の1人です。
チーム創り序盤では、かなめの頼もしさに何度も助けられました、、、。かなめがいなかったら乗り越えられなかったかも。逆にかなめに頼っちゃう気持ちがどっかであったから、かなめが留学に行ったことで、私はより成長することができたんじゃないかって勝手に思ってます😊
留学行ってからもちょくちょくメッセージくれたりして、遠い異国の地でも、折れずにたくましく頑張ってるかなめがいる!って思ったら、私たちも頑張るぞ〜って気持ちを高められました!
まだしばらくは会えなそうだけど、帰ってきたら3人で絶対引退祝いしようね。
じょーさん、ふうさん、しまさん
じょーさんたちからは、この4年間で数え切れないくらい沢山のことを学ばせていただきました。
スポーツとは無縁だった私は、じょーさんたちのように熱くて、エネルギー溢れた魅力的な人とお会いしたのははじめてで、きっと女ラクに入ってなかったら、じょーさんたちのような人にお会いすることもできなかっただろうと思うと、やっぱり女ラクに入ってよかった!と思います。
武蔵女ラクのコーチの方々は、いつだって私たちと真っ直ぐに向き合ってくださって、私がチーム創りで相談したときも、もっとこうしたいのにどうしたらいいかとお話しさせていただいたときも、いつだって全然思いつかなかったような、視界がパッと開けるようなアドバイスをくださいました。
自分には考え付かなかった視点からのアドバイスや、自分じゃ考えたことのなかった価値観からの言葉を聞くたびに、わくわくした気持ちになって、
こんな考え方もあるのか!こういう話し方をすると相手に伝わりやすくなるのか!と色々と新しい発見をするたびにノートにメモを書きまくっていました!🙂
限られた大学生活の中で、女ラクを通して、じょーさん、ふうさん、しまさんに、お会いできたことは本当に何より自分の中で幸せなことでした。
この一言では表せませんが、4年間、本当に心からお世話になりました。ありがとうございました。
先輩方
私にとって女ラクで関わることができた先輩方は、何者にも変え難いくらい大切な存在です!
元々は新歓の時に、先輩方に惹かれて入部を決めた私は、最初は何より先輩方の力になりたい、早く追いつきたい、という気持ちが私の大きな原動力でした💪
先輩たちが大好きすぎて、後輩が入ってくるのやだなあ、ずっと後輩は私だけがいいなあって最初は思ってたくらい大好きです(これちょっと気持ち悪いですか?笑)
入部当初右も左もわからなかった私を女ラクの輪の中に入れてくれて、嬉しい言葉を沢山かけてくれて、私の頑張り見ていてくれた先輩たちがいたから、私は部活を続けてこれました。まだまだ頑張りたいと思えました。
数個年が違うだけなのに、女ラクの先輩たちはみんな大きな存在に思えて、そんな人たちに囲まれて、一つのことに打ち込める環境に身を置けたことは本当に幸せでした。
これからは新米OGとして頑張るので、引き続きよろしくお願いします!
家族
楽しいことは沢山あったとはいいつつも辛いこともあった4年間。
一番身近で支えてくれた家族の存在は私の中でとても大きいです。特に私は部活であったことを1から10まで全部話していたので、、、笑
そんな私の長い話を、ひたすら聞いて、笑って、一緒に悩んで、支えてくれる家族の存在があったからこそ最後までやり切れました。
朝4時にばかでかい音で目覚ましをかけても、夜遅く帰ってきてバタバタしてても、自分で決めたことなのにしんどい、もう無理、できないと弱音を吐いても、背中を押して応援してくれてありがとう。引退した時も一緒に喜んで笑い合ってくれてありがとう。本当にありがとう。
一原さん、加藤さん、石渡さん、武者のみんな、保護者・OGのみなさん、、、、etc.
他にもまだまだお世話になった人、感謝を伝えたい人は沢山いますが、本当に長くなりそうなのでこの辺で失礼いたします🙇♀️🙇♀️
ちゃんと個別でも感謝の気持ちを伝えさせていただこうと思います!!!
大変長ったらしくて、まとまりのない文章で恐縮ですが、ここまで大切な時間を使って読んでくださった皆さん。
ありがとうございました。
私の恵まれすぎた女ラクでの4年間をほんの数千字でまとめるのは大変難しいことでした。
積もる想いもまだまだ沢山ありますが、それは自分の中に留めておこうと思います🌱
最後になりますが、今後ともどうか武蔵大学女子ラクロス部をよろしくお願いいたします!!
4年間お世話になりました!!!!
こと 2022.12.12