靴を磨く・・・

営業の方の必須アイテムである革靴。
ビジネスの世界では「足下を見られる」という言葉は有名ですよね。この言葉は
駕籠かき(人をカゴに乗せて担ぐ人)や馬方(馬に荷物や人を乗せて運搬する人)が、旅行者の足の疲れ具合を見て、料金をふっかけたことに由来するとの事です。
現代社会においては「その人の履いている靴を見て、その人の性質を見極めること」である
との事です。
靴をきちんと手入れしている人は、仕事をきちんと期日までにこなす人、人に対して
誠実である人が多いとのデータもあるそうで極端な例だと靴が汚かったから仕事を
依頼しなかったという声もあるようです。

靴とは良い時も悪い時も晴れの日も雨の日も自分を目的地まで連れて行ってくれる
大切な存在であります。


私の3活プロジェクトにおいて「靴磨き」というテーマがあります。
なぜ靴を磨くのか・・・


日々の仕事や生活においては考える事がたくさんありますよね。
私も歳を重ねてどんどん考える事が増えていくように感じてます。
ふと気付くと寝てるとき以外は常に何かを考えていて自分の時間というものは
持てていないのではないですか???
現代社会は経済的に豊かになり、科学技術も高度に発達し、より便利で快適な生活が
実現しているわけですが、「ストレス社会」ともいわれています。
ますます激しくなる競争社会、管理社会のなかで、現代を生きる方は多くのストレスを
抱えており、それが原因で「心の病」にかかる人が増えているようです。

私は営業マンですので革靴を履いて仕事をしております。当然毎日履くものですので
汚れたり、傷がついたりします。私は3足(1足は安全靴です)を交互に履き替えており
週末の朝に靴を磨く生活が当たり前になっているのですが
「靴磨き」の時間は何も考えず一心不乱に靴を磨くことで何も考えない時間を1時間
程度はつくれています。
そして何より汚れたり傷がついていた靴がピカピカに
なる事でストレス発散になってます。

(写真は私の靴です。3年以上履いてますがまだまだ現役です。)

靴磨きの効果については書籍やネット記事にも多数紹介されておりますが、
靴の見栄えがよくなること以外に・・・

①リラックス(気分転換)ができる
②新たな気持ちで仕事にのぞめる
③物を大切にする習慣が身につく

合皮ではない本革であれば手入れを定期的に行うだけで長く履けます。
また経年劣化による「味」も出てきます。

高価な革靴は世の中にたくさんあります。男性の革靴ではジョンロブ、女性の革靴では
ルブタンあたりが有名どころでしょうか。
高価な革靴は当然形も良いし皮も上質です。でも高価でなくてもいいのです。
安物の革靴でもきちんと磨いてある革靴であれば手入れのされていない革靴にも
勝ります。そもそも本革であれば素人目には高価かどうかわかりません(笑)
私の2足の革靴も1足はアウトレットで購入し、1足は量販店で購入したものです。
決して高価なものではありませんが大切に履いております。

安靴だから履き潰せばいいや、買い直せば良いやという感覚ではなく愛着を持って
大切にしていくという感覚がビジネスにもつながるのではと私は思っております。

「靴を磨く」ということは、「自分を磨く」ということだと信じ靴も自分自身もピカピカ
に輝かせていきたいと思います。


MIKI
2020.08.04

とても考えさせられる記事で、参考になりました。物を大切にする、という当たり前のことが自分は出来ていないので、見習っていきたいと思います。

山本 充(グリーンクロス)
2020.09.26

コメントありがとうございます。
よく親から物を粗末に扱うと「大切にしなさい」と幼少の頃に怒られたことを
靴を磨きながら思い出します(笑)
物が溢れている時代であっても物を大切にするという事は重要だと思っております。

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