こんにちは!日和のまゆぽんです!
今日は、日本語の不思議について記事を書きたいと思います!
*日本人の和を重んじることが伺える言葉達*
集団意識が強い日本人は、周りとの「和」を重んじます。だから、日本語には他言語にはないような、「オブラートに包む」表現や、集団の和を重んじるような表現がよくみられます。そこを詳しくみていきましょう!
・以心伝心…文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと。
・暗黙の了解…口に出して名言しないものの、当事者間の理解や納得が得られているさま。言葉にしなくても皆が了承しているさま。
・阿吽の呼吸/つうといえばかあ…2人、もしくはそれ以上で何かを行う時、息がぴったり合うこと。
・微妙…表現しにくいほどのレベルで何かが違うことを訴えるいい回し。
・KY…空気が読めない、の頭文字。その場にある雰囲気を察することができない人。
・建前…自分と相手との考えの違いを、相手を不愉快にさせずに伝えるために使われるもの。※嘘とは違う
・社交辞令…人づき合いを円滑にするために使われる決まり文句や、付き合いをするうえでのほめ言葉。ex)前向きに検討します。
などなど、他にも様々ありますね!敬語も日本語ならではの文化らしいです。普段使っていますが、日本語は珍しい言語だなと思いました。うそと建前や社交辞令は紙一重で、日本人にしか理解できないことはあるのかもしれませんね。
*オノマトペ*
オノマトペとは、擬音語と擬態語の総称のこと。日本語が、他国語と違うのは、オノマトペが発達しているということです。日本にはなんと100語に一つがオノマトペだと言われています。そしてそれは欧米語や中国語の3〜5倍と言われています。
例えばワクワク/ドキドキ/ぐったり/ワンワン…など
○似たようなオノマトペでも、少し違うだけでニュアンスが変わることもあります。
例えば、ニコニコ/ニッコリ/ニコッ/ニコリでは、少し違うだけなのに使い道が違いませんか?
○一つの言葉で違う意味を表すこともあります。
ゴロゴロ
①雷の音
例文:雷がゴロゴロと鳴っている。
②大きく重いものが転がるさま
例文:岩がゴロゴロと転がり落ちていった。
③目に異物が入ったり、腹の調子が悪い様子
例文:牛乳を飲んだらおなかがゴロゴロしてきた。
などです。
なぜ日本にオノマトペが普及したのか?
日本語が、深い情感を表わす語を好むという特質を考えることができます。古くは、「あはれ」「をかし」から始まり、「わび」「さび」「粋(いき)」にいたるまで、日本語(日本人)は、深く心にしみわたるような情感を表わす語を好んできたという事情があるからです。
このように、日本人は、昔から和を重んじる文化とともに歩んできたことが、日本語から伺えます。また、オノマトペという一見可愛らしい日本語も、実は情感をあらわす語を好むという日本人らしい理由で普及したことがわかります。是非何気なく今使っている日本語に、日本らしさを見つけてみてください!日本にしかないニュアンスに気付いて少し誇らしい気持ちになるかもしれません。
昔うちに来ていた留学生が、「日本語のオノマトペは多すぎて難しい!!」って苦戦してました。確かに外国人から見たらすごく複雑で、でもそれが日本の文化だなぁと思ったのを思い出しました。
オノマトペが普及した理由については初めて知りました!同じ心情をたくさんの言葉で表せるのが日本語のいい所ですよね☺️
日本語を生まれた時から使っていると、外国語と違って深い意味や、ソースを無意識に考えずに使っていますよね。改めて自分の使っている言語の深い情報を知ると、新しい発見があって新鮮で楽しいです。
日本語はストレートな言い方が少なくて、どこか遠回しな言い方も多いですよね、でもそれが日本語の美しさなのかもしれませんね。
日本語は本当にオノマトペが多いというのは感じていましたが、欧米語や中国語の3〜5倍もあるとは驚きです。
オノマトペが情感から来ていたとは知りませんでした。時代とともに言語は変化して、外来語も日本語に含まれるようになったけど、日本人の心意気は変わらず言語の中に残っている気がして嬉しかったです。