こんにちは。日和のTです。
今回は、五感で楽しめる和菓子について紹介していきます。
生菓子
水分が30%以上を占める和菓子
<餅物 -おはぎ->
米を蒸す、または炊いた後につぶし、丸めてそれをあんこで覆って作ります。
お彼岸で食べられていますが、その由来は赤い色に魔よけの効果があるなどの諸説あります。
<蒸し物 -ういろう->
上新粉やでん粉に砂糖、水を加えて枠に入れ、蒸し、切り分けて作ります。
「外郎(ういろう)」とはもともと薬の名前であり、その口直しとして作られていたとされています。
<焼き物 -カステラ->卵、砂糖、小麦粉を混ぜ合わせて生地を作り、木枠に入れ、スポンジ状に焼いて作ります。
16世紀に西洋から来た宣教師が日本に伝え、日本独特のものに進化していきました。
他にもようかんなどの流し物、煉切りなどの煉り物、あんドーナツなどの揚げ物があります。
半生菓子
水分が10%~30%を占める和菓子
<あん物 -石衣->こしあんを小さく丸め、糖衣をかけて表面を固めて作ります。
明治時代から作られるようになり、石が衣をまとっているように見えるため、「石衣」と名付けられました。
<おか物 -最中->薄く伸ばした餅を方で焼いて皮を作り、その中にあんなどを入れて作ります。
もともとは丸い形をしていて、満月に見立てられていました。
そのほかに、落とし焼きなどの焼き物、羊羹などの流し物、ぎゅうひなどの煉り物があります。
干菓子
水分の占める割合が10%以下の和菓子
<打ち物 -落雁ー>穀物の粉と砂糖などを混ぜて木型に詰めて打ち出して作ります。
現在はお盆の時期のお供え物として知られています。その理由は、砂糖が貴重だったこと、日持ちしたことと考えられます。
<あめ物 -有平糖->
水あめ、砂糖、水を煮て形作りして作ります。
16世紀にポルトガルの宣教師から伝えられました。
他にもむらさめなどの押し物、砂糖漬けなどの掛け物、米菓などの焼き物があります。
和菓子の味には好き嫌いもあると思いますが、見た目、香りも菓銘とともに楽しめるものなので、ぜひ試してみてください。
最近まで和菓子職人をテーマにしたドラマが放送されていましたね、私も毎週見るたびに練り切りが食べたくて仕方ありませんでした。生菓子、半生菓子の識別にそんなに厳密な仕切りがあるとは知りませんでした!
茶道部の私には親しみ深い記事でした!個人的におひがしが好きです!
私は和菓子は洋菓子とまた違う形や色など、見た目の美しさに惹かれます。1番好きな和菓子は落雁ですが、ほろほろと口の中でとろけて美味しいですね。