こんにちは、永井です。
今年はコロナウイルスの影響で多くの夏祭りが中止となってしまいました。
最近の夏祭りといえば、友達や恋人と浴衣を着るのが風習となっています。そこで、夏祭りの本来の姿と目的をご紹介したいと思います。
祭りの起源
お祭りの起源は紀元前、神話の時代に日本が生まれ神様が住み始めた頃の話だとされています。太陽の神天照大神は、訪ねてきた弟の素戔嗚尊がはしゃいで家屋を壊したり、暴れたりするのを恐れ、天の岩戸に隠れました。太陽の神が隠れてしまった世界は暗闇に包まれ、いろんな災害が起こります。
そこで、また光を取り戻すために天照大神をなんとか出て来させようと踊りの名手であるアメノウズメがお尻を使って踊り出します。これには他の神様も大笑い。その後みんなで踊り出します。
そんな楽しそうな様子に天照大神も興味津々に覗き込んできたので、この世界は光を取り戻すことができました。
この物語は神社の祭りの起源といわれる「天の岩戸隠れ」のエピソードで、日本最古の歴史書「古事記」に記されています。
この出来事以来、神社や寺院で祭りが儀礼として行われるようになったそうです。
「祭り」の言葉の由来は「まつらふ」…心を尽くした供物で神様に感謝を捧げることを指しています。そんな祭りも時代を経るにつれて形を変えてきました。
平安時代には神をかつぐ御神輿が登場。江戸時代になると山車や花火などの娯楽も登場し、主役が神仏から庶民の楽しみへと移っていきました。現在のお祭りは主に「豊作・健康祈願」を目的としている地域が多いようです。
いろんな夏祭り
ねぷた祭
登場したのは約300年前、農作業の妨げになる眠気を流す「眠り流し」という行事から生まれ、「ねぷた」になったそうです。
いろんな大きさの約70台の扇ねぷたと組ねぷたが笛太鼓の響きと共に巡行します。表には勇壮な武者絵が描かれるのに対し、裏には妖艶な美女が書かれており、幻想的な風景を作り出します。青森ねぶた祭は「ねぶた」なのに対し、こちらは「ねぷた」と違うお祭りであるのに注意です。この違いは方言の違いによるものだそうです。
続きのお祭り紹介はまた次回!!
ねぷた祭り!初めて聞きました!是非行ってみたいです!
今年はいろいろなお祭りが中止になってしまい悲しいです。紹介して下さった「ねぷた」祭りの武者絵の顔が怖いですね。夏の夜にこんな大きな怖い顔を見ると私にはホラーです…😱