こんにちは。みくです!!新成人の皆さん、ご成人おめでとうございます。今回は今月11日にあった成人の日に因んで成人式に関する記事を書こうと思います。いつごろから、今のようにお祝いするようになったのか、昔の人はどんなお祝いや儀式を行ったのか。ここでは気になる成人式の由来や歴史、現在の成人式、さらには世界の成人式などについてもご紹介します。
昔の成人式は男女によって違った?!
奈良時代以降、数え歳で12~16歳の男子が行った「元服(げんぷく)」という儀式が現在の成人式にあたります。髪を大人の髪型に結い、服装も大人のものへと改めました。また、幼名から新しい名に切り替えたり、冠をつけたりしました。江戸時代には、貴族のみが儀式を細部まで継承し、その他の人々は前髪を切り落とすだけに簡略化されていったようです。
女子の場合は「裳(も)」という、腰から下にまとう衣服を身に付ける儀式「裳着」を12~16歳で執り行いました。結婚が決まった時や、結婚が決まりそうな時が式のタイミング。同時に垂らした髪を結いあげる髪上げも行われ、こどもの髪から大人の髪型へと変わりました。
階級によっても違いがあった!
ここまで紹介したものは上流階級のしきたりであることが多く、庶民には庶民の成人式があったようです。それは地域によってさまざまで、例えば「一人で鹿を狩れるようになったら一人前」とか「米俵を一人で運べるようになったら大人」というような、通過儀礼が各地に多数存在していたようです
比較的多い地域で行われていたのは13歳前後で行う「褌祝(ふんどしいわい、へこいわい)」と呼ばれるもの。一人前になった証しとして、男子は親せきの女性から贈られるふんどしを締めました。
成人式に振袖を着る理由
洋服の場合、時と場所に合わせて、カジュアルウェア、フォーマルウェアと着る服を変えます。着物も同じで、留袖、付け下げ、訪問着、振袖などさまざまな着物があり、時と場所により、着るものが異なります。未婚の若い女性の礼装は振袖となります。成人式は、冠婚葬祭の「冠」にあたる儀式、つまり「最も格式の高い場」です。ですから、女性は礼装となる振袖でのぞむのがマナーというわけです。
現在、振袖と言えば若い女性の着物ですが、かつてこどもにも振袖を着せていた時代がありました。これは長い袖を振る仕草が「魔を祓う」「厄除け」になると思われていたためです。こどもが病気や厄にとりつかれないようにという願いを込めて、振袖を着せていたのです。
成人式って日本だけ?!
日本では当たり前となっているこの「成人式」ですが、実は日本でのみ行われているものだってご存知でしたか?日本では20歳を迎える年に、大人の仲間入りを果たしたことを、祝福・激励するために行われるのが「成人式」です。2022年の4月以降には、成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられますが、大人の仲間入りを果たすことには変わりないので、従来通り「成人式」は行われていくようです。
今回の民法改正により、世界の成人年齢に合わせる目的もあって、成人年齢を18歳に引き下げた日本ですが、それまでは世界を基準に見てみると、20歳という年齢での成人は遅い方です。サウジアラビアでは15歳、イギリスでは16歳、アメリカやカナダ、オーストラリアなどでは18歳で成人とされています。
実際に、日本の民族衣装でもある着物をきて成人式を行う日本では、その伝統文化の高さを世界中から評価されていると言われています。海外の方々から賞賛を受ける和服の魅力とは、その繊細で、細やかな技術力の高さによって作り出された衣裳であり、上品な美しさ。そんな着物の中でも、一段と煌びやかで華やかさが特徴である「振袖」を着て、成人式を迎える日本は、「日本美」の象徴ともいえるでしょう。
引用・参考文献
http://www.studio-mario.jp/event/comingofage/know/world.html
https://www.saganokan.com/furisode/content/%20adultceremony_%20history.php
いかがでしたか??毎年成人式の日に街中を歩く新成人の方々を見て憧れの気持ちを抱いています笑 日本には多くの祝日があり、その祝日一つ一つに意味があります。行事を含め由来が気になったらぜひインターネットや本を用いて調べてみてください!!
成人された皆様、おめでとうございます。
まだまだ先の事と考えていましたが、数年後に私も成人式を迎えます。由来を知り「成人式」に出席するに相応しい人間に成長したいと思います。