こんにちは。日和のまゆぽんです!
今日は、他の日和メンバーも投稿している日本の映画を世界の映画と比較したいと思います。
◉ズバリ、日本の映画の大きな特徴は…
”善悪の境界線を曖昧に書くところ!!”
日本の映画の例としてジブリを見てみると、
・『もののけ姫』は、森を守ろうとする「サン」と自然破壊をしながら鉄を作る「エボシ御前」が対立。しかし一見悪人に見える「エボシ御前」は恵まれない女性に職を与えている。
・『千と千尋の神隠し』の湯婆婆は、強欲で横暴だが、行き場の無いものに職を与える。
⇨このように、日本映画の根底には「悪者がその行動をするには理由がある」という考えがあります。一方欧米は日本と比べて勧善懲悪ものが多くあるように感じます。
◉ロボットへの捉え方の違い
・日本…『鉄腕アトム』『ドラえもん』などロボットは友達という設定→ロボットに肯定的⇨道具にも魂が宿るという考えに基づく
・欧米…『トランスフォーマー』『ターミネーター』など、ロボットは善にもなるが悪にもなりうると考えている→ロボットに対して複雑な感情
※aiboのようにロボットに癒しを求めるのも日本ならではなのかもしれません。
いかがでしたか?もしかしたらこれらの特徴が日本映画を世界中で人気にしたのかもしれません。確かに善悪の境界線を曖昧に書くことで考えさせられるところに楽しみを見出せそうですね!
「ハーバードの日本人論」佐藤智恵著 中公新書ラクレ 参照
海外では「悪者がその行動をするには理由がある」と考えて、受刑者への対応が手厚い国もあるようです。