JKから見る平安時代の恋愛

"平安時代の女性は、好きな人に顔を見せることも出来ず、宮中で自分の思いを押し殺しながら穏やかに過ごしている。"


これが、小学校から高校まで日本の歴史の授業を受けてきた私の、平安時代の女性に対するイメージです。今回は、学校の授業では教えてもらえなかった、平安時代の女性の恋愛に着目して、当時の男性のアプローチや行動について、率直なJKの意見を述べていきたいと思います。

1.顔は判断材料に入らない?!
当時、女性はほとんど屋内から出ることはなく、顔を晒すこともなかったため必然的に顔は恋愛の判断基準に入っていなかったそうです。その代わりに、女性の噂や評判で判断するそうです。現在は
「人は見た目が9割」
「外見と中身どっちを重視するか」
「ビジュアル系〇〇」

という言葉があるほど、外見に重きを置いている傾向にあります。
実際、私も周囲の話を聞いていると、顔のタイプは恋愛に相手重要な判断材料になるそうです。
この事実を知り、私が一番に考えたのは「マスク詐欺」と同じ窮地に陥るのではないかという心配です笑
ここ二年間、私たちは外出時にはマスクを取らずにはいられません。その影響もあり、特に進学先の学校など、新しい環境でのコミュニティーの中には、『実はこの人の素顔を見たことがない』という人も多いのではないでしょうか?「マスク詐欺」というのは、このようなコミュニティーで初めて素顔を見た際、思っていた顔と違った、、、という現象を指します。

平安時代、「顔を見せる=結婚する」という意味合いも含めていたそうで、結婚前の段階で男性側(女性側も)和歌を読んで
"きっとこんな人なんだろうな"
"さぞかし美しい人なんだろうな"

という妄想をしたことでしょう。
そんな期待を持った状態のまま結婚し、もし自分の期待していた顔と異なっていたら、、、
と思うと、当時の方とコロナ禍のなかを生きる私たちの悩みの共通点が見えてきたように感じます笑
(当時の人々がこのような悩みを持っていたかはわかりませんが、、)

2.ふっくらした女性の方がモテる?!

当時は、今のように食糧の調達が安定していたわけではなく、食べ物の供給も十分に行き届いていなかったこともあり、どちらかというと細身の女性よりもぽっちゃりとした女性の方が好まれていたそうです。




羨ましいですね^ー^


しかし考え直してみると、確かに着物が似合うのは今で言う所謂「モデル体型」ではなく、言い方を変えて「ズンドウ」な体型なのです。

"ダイエットのモチベーションがないな〜"
"洋服が似合うようになりたいな〜"


って思った方は、是非一度、着物を着付けてもらってみてください。できれば、ご年配の女性の方に着付けていただくことをお勧めします。

と言うのも、私は日本舞踊をやっている関係で着物を着付けていただく機会が多いのですが、ご年配の方に着付けをしていただくと、毎回と言っていいほど
"ウエストが細いからタオル撒かなきゃいけないじゃない"
と言っていただけるからです^ー^
洋服を日頃着ていると、どうしてもウエストや足の太さなどを気にせざるを得ませんが、着物なら、むしろウエストにタオルを巻くことでズンドウな体型に寄せ、着物が似合う体型にしていただけます。
自己肯定感爆上がりします笑
しかし、平安時代、貴族の女性が日常的に着ていたのは20kgほどあると言われている十二単。イメージしやすいように言い換えるならば「お米2袋」「2Lの水10本」を体にのしかけながら毎日を過ごしているようなものです。。。
華奢で穏やかで美しいイメージだった平安時代の女性は、もしかしたらゴリゴリマッチョだったのかもしれませんね、、、^ー^