JKから見る百人一首の世界

つい先日銀座松屋で開催されていた「ちはやふる展」に行ってきたのもあり、今回は私が思う百人一首の魅力について発信していこうと思います。
百人一首と聞いて思い浮かぶのはやはり「ちはやふる」ではないでしょうか。言わずもがな、ちはやふるによって広く知られた句といえば、こちらですよね。
ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
在原業平が読んだこの歌ですが、どのような想いが込められているのかご存知ですか。以下は現代語訳です。
さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。龍田川が(一面に紅葉が浮いて)真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしているとは。
作品内では、新が『ちはやぶる』と千早の名前をかけて千早の歌だと言われたことをきっかけに、千早が得意な一首でした。奏が千早にこの歌に密かに隠れた恋心を知ることで千早が百人一首の意味に興味を持つきっかけとなります。

百人一首にはもちろんこの歌のように表面的な意味だけでなく、様々な歌に読まれた背景があるため、面白いですよね。

日常的に学ぶ古典でも、百人一首のように短い俳句から勉強してみると面白さを感じて好きになるきっかけになるかも知れません。皆さんもぜひ気になった句を調べてみて下さい!