【トイレ・睡眠・死・セックス・宇宙】学生から万博パビリオン出展?!

Honaikudeとは?

  2019年に発足した「Honaikude(ほないくで)」は、大阪・関西万博2025でなんと学生のパビリオン出展を目指している団体です。ちょっと先の未来の姿をみせる万博の舞台で、日本の学生から世界に問えること、提案できること、おもろいを届けられることは何でしょうか? 私たちは日々、議論、制作、発表を繰り返し、学生だからこそ出せる最高のエンターテインメントを模索しています。

万博はオリンピックよりもスゴイ?!

  世界中の人が注目するイベントにオリンピックがあります。2021年に日本で開催予定の東京オリンピックも世界からその動向が注目されています。オリンピック・パラリンピックを合わせて、その開催期間は約1ヶ月です。一方、万博は約半年間も開催され、世界中から推定3000万人がやってくると言われています。なんとオリンピックの推定来場者の3倍なんですって。

 そして、万博の何よりもの魅力は、歴史の転換点になる事だと私は思っています。例えば、今や生活の中でありふれたエスカレーターや缶コーヒー、リニアモーターカーなど、万博でデビューした技術は数多くあります。現代の万博は、技術だけじゃなく、考え方や社会システムといった観点のイノベーションも許容されます。まさに万博は、私達のアイデアが歴史を変える舞台なんです! 

多様な背景をもつメンバー

  さて、Honaikudeのメンバーに話を移します!Honaikudeの一番の特徴はメンバーの背景が幅広いことです。大阪市立大学と大阪府立大学の合同で設立されているので両大学から文学、心理、経済、建築、医学、看護、化学、物理、デザイン、アート…と様々なメンバーが集まっています。全く異なる考えをぶつけ合い、それをなんとかまとめながら面白いものを作ろうと奮闘しています。メンバーから出るアイデアはいつも刺激的に感じます。自分の中になかった考えに戸惑い、批判し、納得する、そんなことを繰り返して、共に成長できる場になっているような気がしています。

学生だから取り組めるテーマ

  学生ですが、企業や政府と戦わなければいけません。若い私達に何が出来るのかというと、未来を作る当事者として、突飛なアイデアや自由な発想で、常識や既得権益で縛られた社会を疑い、問いかけを世界に発信することです。例えば、「未来の死ってどうなっているの?」「宇宙でどうやってセックスするの?」「我々はこれからもウンコし続けるの?」「ずっと起きてるにはどうしたら良いの?」etc...そんな企業や政府には出来ない問いを、未来の担い手として叫ぶことが、若い我々の使命だと信じています。

実際に作成したイベントテーマ

  その中で先日は(2019年11月23日のmini WAKAZO Pavilion)地球の尊さを訴える、模擬宇宙旅行インタラクティブアート「手専用宇宙転送装置v7.02」を制作しました。この装置は宇宙旅行の疑似体験を通して、生物が住める地球の尊さを感じる、という作品でした。

現在の研究テーマ

  長寿こそが本当に絶対正義なのか?ということに疑問を投げかける「死・生き様」をテーマに、楽しくお互いの死生観や価値観を考えるゲームや本を制作しています。(詳細は公式ブログにも公開予定なのでチェック!)

メディアからも注目されています!

  これまでのメンバーの精力的な活動もあり、テレビや新聞やweb記事といった数多くのメディアに取り上げていただきました。昨年度は代表が落合陽一さんや、つんく♂さんと議論する機会もありました。また、省庁や府主催のワークショップでも、メンバーがアイデアを発表し、高い評価をいただいています。現在は大学・専門学校生中心で制作を行っていますが、今後は中高生も巻き込んで、より面白いコンテンツにしていく予定です!世間の万博への注目度もだんだんと高まっています。我々も、もっと万博を盛り上げられるよう、声高に発信し続けたいと思います!

私にとってのHonaikude


  ズバリ、私にとってHonaikudeは、人生最大の自己表現の場です。あと、密かな夢として、子どもをHonaikudeのパビリオンに連れていきたいです。「これ、パパが作ったんやでー!」って 言うみたいな笑

 元々、Honaikudeに入ったのは、立ち上げ期に友人から「面白そうな団体ができるから入ってみない?」と言われたのがきっかけでした。当時は万博のことをほとんど知らなかったですし、「なんか面白そうね」くらいの気持ちで行ったのを覚えています。何度か通う内に、万博のすごさと面白さ、そして、ここに自分も参加できるという非現実的なワクワクに襲われました。生まれ育った大阪で、とんでもないことが起ころうとしている、しかも自分がその当事者になっている。そう思うと、もうダメでした。二年目からは代表を仰せつかり、どこまで夢に近づけられるかは分からないですが、私達、あるいは私達のあとの世代まで、素敵な未来を迎えられるよう頑張っていきたいです。

最後に

  めっちゃ魅力的な万博、少しでも興味を持ってもらえたでしょうか? 皆さんも、この千載一遇のチャンスに、来場者として歴史的瞬間の目撃者、あるいは作り手として歴史の立役者になってみませんか?Honaikudeでは、未来作りに興味のある仲間を募集中です。今、記事を読まれている方で興味を持たれた方は、コロナ禍でもオンラインでガンガン制作してるので、世界中からのご参加お待ちしています!

では、また2025年に大阪でお会いしましょう!