IDFC日本ミャンマー学生会議の肝ともいえる社会課題についてのディスカッション。
渡航前に自分の所属する分科会(トピック)が決められ、事前にトピックに関するリサーチ・準備を行い本番に臨みます。
日本側・ミャンマー側ともに個性の強いメンバーが集まるIDFC、その議論の様子はどのようなものなのでしょうか。
今回は2017年に私が参加者としてIDFCに参加した際の様子をつづりたいと思います。
私の分科会(トピック)はInternational Relationsでした。
何といってもトピックの幅が広い!(笑)ということで私のチームはまず何に焦点を当てるのか、という議論から始まったのです。
結果的には私達が学生だということ、そして期間中に講演や訪問をさせていただいた団体の方が学生向けへのメッセージとしてこれからの学生に求める力、などについて多くお話を頂いたことから、「Unlock Your Potential」と銘打ってミャンマー学生が現地の日本企業への就職を考えるにあたりどのようなスキル・経験が求められているのかという議論をすすめることになりました。
しかし、お気づきの方もいるかもしれませんが、私はここで「これってInternational RelationsじゃなくてCareerの話になってないか?」と疑問を抱きました。
そこで上記トピックで議論を進めていこうとチームでまとまった時に私が「待った」をかけたのです。
そこからはもう大激論。そのトピックを進めた先に何を見据えるのか、ということについて二時間ほど熱く語り合いました。自覚はなかったのですが、他のチームの人から少し心配されたくらい盛り上がっていたそうです💦
最終的にはミャンマー学生(特に国際関係などを学ぶ)は仕事を通して国の発展に貢献したい、という思いが強いらしく、そこから現地参入している日本企業で働くことを一つの手段としてとらえるという切り口として見る、という結論で合意しました。
私自身その当時「働く」ということの結果やその先を考えていなかったのでそのようなミャンマー学生の意識や考え方はとても斬新で、満足のいく結論となりました。
長くなりましたが、IDFCの一番の魅力は学生という立場から自由に議論を交わせることだと思います。自分のこれまでの人生や学習した知識から自分のアイデアをぶつけ、それに対し他の価値観を持つメンバーからの意見を組み合わせる。
これって普段の学校生活だと中々できないんですよね。。。恥ずかしかったりそんなシリアスな関係じゃなかったり。。
ただこの経験ができたのは本会議の場で自分の意見をためらうことなく出せたからではないかなと考えています。
今年は実行委員として参加者達がバチバチに意見をぶつける、そんな様子を見るのをとても楽しみにしています(笑)
また、本年度は特に日本とミャンマーの対比を意識したトピック設定になっています。まだトピック見ていない方はぜひIDFCのHP(https://idfc-jpn-mmr.jimdo.com/)から確認してくださいね!!