CPとして得た経験と心情の変化

CPとは
 CP(コンタクトパーソン)とは、日本に来た交換生の付き添い役のことである。2週間の交流期間中、交換生が泊まっているホストの家まで送り届けるという責任がある。また、ホストファミリーは外部の方にお願いすることが多く、その方との関わり方にも責任感が求められる。ただその一方で、2週間ずっと交換生と一緒に行動することができるので誰よりも仲良くなれるし、その期間中は誰よりも楽しむことができる。
 私は2019年夏のIWでスペイン人の女の子の担当になった。彼女は今まで自分が会った中で一番パワフルな女性で、2週間彼女のテンションに振り回された。面白いのは、朝はテンションが低いのに時間が経つにつれてテンションが高くなり夜にはものすごいハイテンションになっていることである。2週間振り回された私は、最終日、「お前目死んでるよ」と突っ込まれるほどであった。疲れはしたが、それ以上に楽しかった。

そこで得た経験
 私は留学したこともない、ろくに外国人と話したこともない英語ド素人の日本人だった。もちろん話していると理解できないこともあったし、そのせいでトラブルが起きたこともあった。しかし、だからこそ真に分かり合えた時は今まで味わったことのない充実感が生まれた。
 またこの2週間で私は「全力で楽しむ」という姿勢を学んだ。期間中、交換生たちは皆子供の様にはしゃいでいた。彼らは意識せずに楽しめているのだろうが、私はあそこまで遊びに全力になったことはなかった。彼らの真似をして全力で楽しんでみると、言語関係なく深い友情が生まれることに気付いた。わずか2週間の期間であったにもかかわらず、何年も一緒にいるかのような感覚になった。大学生にして友達の大切さに気付いたのである。

心情の変化
 元々私はこの団体に積極的に関わっていたわけではなかった。さらに言えばこの団体に知り合いすらいなかった。しかし自分に声をかけてくれた先輩、行った先で仲良くしてくれた先輩・同期がいてくれたおかげで今深く関わることができている。
 2週間の期間の中で、こんなにいい人がいるこの団体に残らない選択肢はないと思うようになったし、今ここに居場所を持てていることに幸せを感じている。

最後に
 CPとしての2週間で、私は2つの大きな出会いがあった。それはスペイン人の交換生と国際関係会との出会いである。交換生とは今でもsnsでつながっているし、国際関係会のたくさんのいい人たちとの出会いもあった。これからもこの団体にいたいし、私が得た経験も後輩たちにぜひ体験してもらいたいと思っている。
 長くなりましたが、以上を私の最初の記事とさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。