カンボジア渡航

こんにちは😃新二年の阿部です。

今世界中でコロナウイルスが猛威を奮い、大変厳しい状況が続いています。飛行機などの欠便が相次ぎ、母国へ帰れない方も多くいらっしゃると思います。そんな中、私は国際関係会のプログラムで2/24〜3/4の10日間、カンボジアに渡航しました。当時は、コロナウイルスがまだ流行しておらず、なんとかカンボジアへ行くことができました。今回は、カンボジア渡航の中でも、トロピアンコ村でのホームステイについて話していきたいと思います。


今回の渡航の中で、私たちはまず首都プノンペンに行き、その後トロピアンコ村へ、そして最後に観光地としても有名なアンコールワットがあるシュムリアップを訪れました。その中でも、トロピアンコ村でのホームステイはとても刺激的なものでした。

トロピアンコ村は地図にも出てこないようなとても小さな村で、村の人々は高床式倉庫のような家で暮らしています。田舎は田舎でも、日本の田舎とは違い、風呂もなければ、トイレットペーパーもありません。話を聞くと、去年ようやく電気が通ったそうです!!正直、はじめは"遅れているな"という印象を持っていました。エアコンや冷蔵庫、便器やwifiが当たり前のようにある日本。そんな国から来た我々にとって、それらのない文化は発展途上である、というステレオタイプを内面化していることは否定できないことでした。

ですが、村でのホームステイを通じてその価値観は180度変わりました。確かに、村には私たちが文明の力と考えるような道具は多くありません。しかし、それでも彼らは"豊かな生活"を送っていました。子どもたちは笑顔で遊び回り、学校へ行き、家族とご飯を食べる。親たちは子どもの世話をし、ご飯を作ったり、洗濯をしたりする。そこには笑顔が絶えず溢れており、物質的な豊かさとは違う豊かさを感じました。

そこで私は、トロピアンコ村は決して未開なのではなく、豊かな生活をしており、その形態が日本と異なるだけである、ということに気づかされました。鶏の鳴き声で起き、子どもたちが遊び回り、夜暗くなったら寝る。自然のリズムに従った豊かな生活。まさにトロピアンコ村の生活はそのようなものでした。


"先進国"と呼ばれる日本に住んでいると、物質的に進んでいることが先進国であり、そうでない国が発展途上国であるという固定観念に捉えられてしまいがちになります。ですが、自然のリズムに従った豊かな生活こそ、先進国の失った“豊かさ"であるのでもしれません。


トロピアンコ村でのホームステイは、私の価値観を大きく変えてくれました。私の考えるグローバルな人材とは、多様な価値観を持つ人間であり、そうなるために最も有効な手段は実際に世界各地を訪れ、様々な異文化に触れることだと信じています。


ぜひ皆さんも、心を空にして、まだ見たことない世界を知ってください!!