※写真は、撮影時のみ距離を詰めさせて頂きました。
みなさんはじめまして。I.I.R2年の井上駿太と申します。I.I.R新興プロジェクト、KNOCKの企画部長を務めてきました。さて、皆さんは“韓国”と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか。KPOP?韓国ドラマ?食べるのが好きな人なら韓国グルメでしょうか。KNOCKでは、そんなポップカルチャーを愛でつつも、避けて通られがちな“日韓問題”をテーマに日々討論を続けています。今年8月15日から8月17日の”STEP企画”は、そんなknockにとって、はじめての本格的な討論企画でした。本日は、そのSTEP企画を通して自分が学んだことについて書こうと思います。長くなると思いますので、ダルゴナコーヒー片手にゆっくりとお読みくださいませ(古いかな)☕️
本年度のKNOCKは、“教育”をテーマに6月から討論企画を開催しています。8月は、KNOCK STEP企画と称し、「日本統治時代の韓国」の歴史教育について、2日間、日韓に分かれて討論を行いました。STEP企画のために、KNOCKは新年度から4ヶ月以上、準備を続けました。新興プロジェクトである以上、前例のないことばかりですから、全ての準備を自分たちで、0から進めなければいけません。企画の内容、形態を決めるだけでなく、参加者や会場の確保の方法も、全て実地で体験して、ノウハウを学ぶ必要がありました。初めは他プロジェクトの先輩や同輩に相談に乗ってもらったりしていましたが、本番が近づくにつれて、両親や高校の恩師、韓国企業で働かれている方など、様々な方からサポートをして頂きました。自分は昨年度、P.A.Lに春チャージとして参加しており、企画にも参加させてもらいました。参加時には、舞台裏で企画を用意してくださった先輩方の苦労に気づきませんでした。しかし、自らがプロジェクトの幹部として部員をリードする立場に立つと、先輩方がどれだけ辛い仕事をなされてきたのか、僭越ながら少し分かったような気がします。企画部幹部としての責任は重く、自分だけが仕事をして、周りが何もしてくれないと身勝手にも考えるこむ時期もありました。ですが次第に、様々な方の支えなくしてこの企画は実現できないと、わかるようになりました。I.I.Rの部員として活動できること、活動金を頂けたこと、会場を貸していただいて、対面の企画ができたこと…数えきれないほどの活動が全て、自分を含めた“誰か”の準備によって、初めて実現するものであることを学びました。支えがあったからこそ、応援してくださる皆さまに恥じない活動をしようと、責任や、励みを感じることができました。ありがとうございます。
そう言った応援もあって、本番では、今の自分たちの120%の実力を発揮した、素晴らしい討論ができました。統治時代の教育、果ては日韓の教育のあるべき理想像まで、沢山の参加者から様々な意見が飛び交い、自分としても日韓問題の知見を深める、大変貴重に機会を頂けました。普段から情報の受け手になることが多い私達は、自分の頭で国際問題を探究することは少ないと思います。自分ではない他者が、どんな環境でどんな生活をしているかすら、簡単にはわからないでしょう。KNOCKの企画は、そう言った現状と真正面に向き合い、悩み、国籍の垣根を越えて、学生の視点から共通のゴールを模索するきっかけを与えてくれました。企画部長として運営に回った自分も、2日目の討論に、参加者として討論をさせてもらいました。韓国人メンバーには高校生来の友人も含まれており、そういった子達とセンシティブな問題について話し合うことは新鮮でしたし、討論を通して、“友達”を超えた、“国際人”としての、何かより深い関係に近づくことができたと思います。
討論の企画は、先程も書き起こしたように、「日本統治時代の韓国」を扱った歴史教育ついて話し合いました。3チームがそれぞれ政府、メディア、学生の視点から現状を解析し、それぞれの理想像についての討論を行いました。自分としては、どのチームにも一貫して、“互いの現状を認識し、多様な視点を持つ”という目標が、問題解決のスタートラインとして設定されている点が興味深かったです。今後の企画では、歴史教育問題について、より直接的な解決案を立案していこうと思っています。乞うご期待⭐️
ここまで長々と書かせていただきましたが、自分が今回のKNOCK STEP企画を通して、教訓として学べた最も重要なことは、
全てが“当たり前”ではない!
ということです。企画の準備はもちろん、国際規模の問題解決でも、“環境”や“答え”、“解決策”が全て事前に用意されていることなど、あり得ないということです。自分たちが今、当たり前に生きていけるのは、“誰か”の支えあってであると、強く意識付けられました。そして同時に、あらゆる問題の解決や環境の提供には、“誰か”の仕事に頼らず、“自分”が動くことも必要であると意識する様になりました。昨今では、“リーダー育成論”の様な、少数エリートの輩出が社会全体で好まれています。学生も含め様々な人が、強いリーダー論に囚われ、人を動かすことばかり気にしている様に思います。しかし、スタートラインである“当たり前”だと思っている現状を、誰が支えてくれているのか、同時に、自分がどう作っていけるかも、考えるべきことだと気づきました。I.I.R内外の沢山の人に感謝するとともに、より広く、この考えが受け入れられるようなI.I.Rを作っていきたいと思っています。
大長文になってしまいましたが、ここまで読んでくださったそこのあなた、本当にありがとうございます。コーヒーが冷めていたら、ごめんなさい😂KNOCKの活動はInstagramでも発信しておりますので、覗いてみてくださいね‼️
最後に、企画の通訳を務めて下さった、シン・セイル様、イ・ユファン様。対面申請、助成金関係でご尽力頂いた、67期代表の岡田京子様、67期財務の清水菜央様、68期財務の三國谷レナ様に、感謝の礼を述べさせていただいて、本文の筆を擱こうと思います。
本当に、ありがとうございました。
みなさんはじめまして。I.I.R2年の井上駿太と申します。I.I.R新興プロジェクト、KNOCKの企画部長を務めてきました。さて、皆さんは“韓国”と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか。KPOP?韓国ドラマ?食べるのが好きな人なら韓国グルメでしょうか。KNOCKでは、そんなポップカルチャーを愛でつつも、避けて通られがちな“日韓問題”をテーマに日々討論を続けています。今年8月15日から8月17日の”STEP企画”は、そんなknockにとって、はじめての本格的な討論企画でした。本日は、そのSTEP企画を通して自分が学んだことについて書こうと思います。長くなると思いますので、ダルゴナコーヒー片手にゆっくりとお読みくださいませ(古いかな)☕️
本年度のKNOCKは、“教育”をテーマに6月から討論企画を開催しています。8月は、KNOCK STEP企画と称し、「日本統治時代の韓国」の歴史教育について、2日間、日韓に分かれて討論を行いました。STEP企画のために、KNOCKは新年度から4ヶ月以上、準備を続けました。新興プロジェクトである以上、前例のないことばかりですから、全ての準備を自分たちで、0から進めなければいけません。企画の内容、形態を決めるだけでなく、参加者や会場の確保の方法も、全て実地で体験して、ノウハウを学ぶ必要がありました。初めは他プロジェクトの先輩や同輩に相談に乗ってもらったりしていましたが、本番が近づくにつれて、両親や高校の恩師、韓国企業で働かれている方など、様々な方からサポートをして頂きました。自分は昨年度、P.A.Lに春チャージとして参加しており、企画にも参加させてもらいました。参加時には、舞台裏で企画を用意してくださった先輩方の苦労に気づきませんでした。しかし、自らがプロジェクトの幹部として部員をリードする立場に立つと、先輩方がどれだけ辛い仕事をなされてきたのか、僭越ながら少し分かったような気がします。企画部幹部としての責任は重く、自分だけが仕事をして、周りが何もしてくれないと身勝手にも考えるこむ時期もありました。ですが次第に、様々な方の支えなくしてこの企画は実現できないと、わかるようになりました。I.I.Rの部員として活動できること、活動金を頂けたこと、会場を貸していただいて、対面の企画ができたこと…数えきれないほどの活動が全て、自分を含めた“誰か”の準備によって、初めて実現するものであることを学びました。支えがあったからこそ、応援してくださる皆さまに恥じない活動をしようと、責任や、励みを感じることができました。ありがとうございます。
そう言った応援もあって、本番では、今の自分たちの120%の実力を発揮した、素晴らしい討論ができました。統治時代の教育、果ては日韓の教育のあるべき理想像まで、沢山の参加者から様々な意見が飛び交い、自分としても日韓問題の知見を深める、大変貴重に機会を頂けました。普段から情報の受け手になることが多い私達は、自分の頭で国際問題を探究することは少ないと思います。自分ではない他者が、どんな環境でどんな生活をしているかすら、簡単にはわからないでしょう。KNOCKの企画は、そう言った現状と真正面に向き合い、悩み、国籍の垣根を越えて、学生の視点から共通のゴールを模索するきっかけを与えてくれました。企画部長として運営に回った自分も、2日目の討論に、参加者として討論をさせてもらいました。韓国人メンバーには高校生来の友人も含まれており、そういった子達とセンシティブな問題について話し合うことは新鮮でしたし、討論を通して、“友達”を超えた、“国際人”としての、何かより深い関係に近づくことができたと思います。
討論の企画は、先程も書き起こしたように、「日本統治時代の韓国」を扱った歴史教育ついて話し合いました。3チームがそれぞれ政府、メディア、学生の視点から現状を解析し、それぞれの理想像についての討論を行いました。自分としては、どのチームにも一貫して、“互いの現状を認識し、多様な視点を持つ”という目標が、問題解決のスタートラインとして設定されている点が興味深かったです。今後の企画では、歴史教育問題について、より直接的な解決案を立案していこうと思っています。乞うご期待⭐️
ここまで長々と書かせていただきましたが、自分が今回のKNOCK STEP企画を通して、教訓として学べた最も重要なことは、
全てが“当たり前”ではない!
ということです。企画の準備はもちろん、国際規模の問題解決でも、“環境”や“答え”、“解決策”が全て事前に用意されていることなど、あり得ないということです。自分たちが今、当たり前に生きていけるのは、“誰か”の支えあってであると、強く意識付けられました。そして同時に、あらゆる問題の解決や環境の提供には、“誰か”の仕事に頼らず、“自分”が動くことも必要であると意識する様になりました。昨今では、“リーダー育成論”の様な、少数エリートの輩出が社会全体で好まれています。学生も含め様々な人が、強いリーダー論に囚われ、人を動かすことばかり気にしている様に思います。しかし、スタートラインである“当たり前”だと思っている現状を、誰が支えてくれているのか、同時に、自分がどう作っていけるかも、考えるべきことだと気づきました。I.I.R内外の沢山の人に感謝するとともに、より広く、この考えが受け入れられるようなI.I.Rを作っていきたいと思っています。
大長文になってしまいましたが、ここまで読んでくださったそこのあなた、本当にありがとうございます。コーヒーが冷めていたら、ごめんなさい😂KNOCKの活動はInstagramでも発信しておりますので、覗いてみてくださいね‼️
最後に、企画の通訳を務めて下さった、シン・セイル様、イ・ユファン様。対面申請、助成金関係でご尽力頂いた、67期代表の岡田京子様、67期財務の清水菜央様、68期財務の三國谷レナ様に、感謝の礼を述べさせていただいて、本文の筆を擱こうと思います。
本当に、ありがとうございました。