KNOCK!ノック!노크!

はじめまして。
knock のメンバーで慶應義塾大学2年の沓沢珠希です。

今回は、knock企画部として動いてきた経験(+KNOCKへの思い💓)と8月15〜17に行われたSTEP企画について参加者としてお話ししていきたいと思います。

私はknockに入ってから企画部として活動してきました。
最初、設立したばかりのプロジェクトということもあり、企画に関して全てが0の状態から始めました。特に8月の企画に関しては4ヶ月ほどかけて企画に持っていきました。
その中で、さまざまな壁もありましたし、メンバー間で意見が揃わないこともありました。ミーティングがカオス状態になることも多々。どうすればセンシティブな内容である日韓関係、とくに過去の日韓関係について率直な討論ができるか。これを逆算して企画していくのは大変でした。その中で8月のSTEP企画に持っていくための企画も用意し、それを通して見えてきたのが、「今、この瞬間にお互いを前にしてどの行動を取るか」ではなく「固定概念として抱く日本/韓国への印象」が日韓関係にとって重要だったと言うことだったんです。そう言った考えからSTEP企画のテーマは固定概念を生み出す「教育」となりました。

STEP企画の背景はひとまず置いておき、私は企画部が大好きで、KNOCKが大好きなんです。企画を実行するにあたって何時間もMTGをして、何時間も準備しました。正直大変でした。でも、その1つ1つの原動力が「KNOCKが好きだから」だったんです。だから、企画も準備も楽しめたし、当日も本当に楽しかったです。

さて、その8月のSTEP企画でしたがknockメンバー、そして幹部の尽力、韓国人参加者の方々の協力の末、成功することができました。
私が実際に参加できたのは1日目と2日目だけなのですが、かけがえのない経験となりました。

1日目は、それぞれの国の教育についての発表を行いました。私は、「学生的目線から見る教育」というテーマに沿って日本の教育を見返してみました。また、運営側として韓国人側参加者の事前ミーティングにも参加していました。その中で、日本人が韓国、韓国人に調べるだけではわからないような部分をたくさん知ることができました。特に印象的であったのが、「単語」が固定概念を生み出す上で重要となっているということです。例えば、日本では日韓併合〜日本の敗戦までの期間を「日本が韓国を植民地にしていた時代」と表しますが、韓国では「日帝強占期」という1つの単語があります。そう言った共通認識の単語があることが韓国人の日本に対する意識を固定化するのを促進しているのではないかと思いました。もちろん日韓関係に関わらず、日本の教育も然りです。また、やはり学生が受動的になりがちなのが教育です。その中で日韓関係について政府が教育にどう関与していようと、学生が学びの機会を与えられていようと、メディアでの教育が活発であろうと学生自身の姿勢によりけりな部分があります。その中で、今回のように「知ること」に特化した企画があったことはその後の議論においても非常に有意義であったと思います。

そして何度も言いますが、とても楽しかった!!!
(韓国人の参加者の方と石原さとみの話をしていたら韓国のお坊さんは結婚できないと言う事実を知って驚きました笑笑)

8月15日は日本にとっても、韓国にとっても意味のある日です。そんな日に、全オフラインは叶わなかったですが、日本人と韓国人が同じ場で素直に議論ができました。これは、まさにknockの理念ある「日韓の学生が話せる場を作る」に適った企画だったのではないでしょうか!

少し長くなってしまいましたが、以上で終わりにしたいと思います。
末筆ですが、参加してくださった韓国人の方々!ありがとうございました!