こんにちは!国際学生会議の実行委員長の河畑波恵です。国際学生会議(ISC)は、国際交流とディスカッションを行うプログラムで、世界各地に住んでいる学生と日本に住んでいる学生が日本で集まります。毎年夏約1週間の期間中、世界が直面している課題についての議論や様々な交流活動を行います。最終日にはファイナルフォーラムという形で成果を発表します。
ISCは、私がありのままの自分でいることができる大切な場です。アメリカで生まれ育った私は、一度は日本に住んでみたいと思い、留学を決意しました。しかし、実際はうまく日本社会の風習などになじむことができず、「どうしたらもっと日本人らしくなれるのか」と戸惑っていた一方で、「国籍や外見が何であろうと、みんな人間なんだから、どうしたら自分を抑えずに自己表現できるのか」と悩んでおり、葛藤の日々を送っていました。
そんな時に、私の先輩がISCに参加していることを知り、興味を持ちました。もともと国際問題や世界の文化に関心があった私は、世界中の学生と交流をし、ニュースやメディアなどでは知ることができないことを、実際個人と話し合うことによって、様々な新しい考えや視点に触れることができるだろうと思い、参加しようと思いました。
実際に参加してみると、本当にいろんな背景を持つ人と話すことができ、大きな学びとなりました。私たちは皆人間であり、国籍関係なく、似ているところはたくさんあるのだと実感が湧きました。その中で、私が一番心に残ったことは、この会議に参加している日本人は英語が堪能で、日本社会の風習に縛られていない、という気づきでした。ISCでは敬語を使う必要がなく、海外経験の有無にかかわらず国際問題や世界の文化に関心を持っている、ということが私にとって最高の励みとなりました。私もわざわざ「日本人らしく」ならなくていいんだ、ありのままの自分でいいんだ、と確信できました。私に自信をくれたISCに、もう一年貢献したいと思い、国籍関係なく、みんながありのままの自分、そして一人の人間として活躍できるように、今年のテーマを「グローバル市民:私たちの未来へ、今すべきこと」に決めました。
今年は新型コロナウィルスの影響で、通常通りの本会議を開催することはできなくなってしまいましたが、代わりにオンラインでイベントをいくつか開催しています!興味のある方は是非参加してみてください!応募をお待ちしております!
https://www.japan-isc.org/isc-online-events-jp