想いの連鎖を起こし、モノを超える未来を生み出す。

 僕たちの団体は、毎年建設活動をしているわけではありません。
どうしても資金の都合上、建設することのできない年は、スタディーツアーとして過去に建設した小学校を周り企画を行ったり、カンボジアについての知識をより高める活動になっています。

 そして、僕が1年生で初めてカンボジアの活動に参加した時も、建設活動ではなくスタディーツアーでした。
 僕としては、建設活動がしたくて活動に参加したのでちょぴっとショックでしたが、だとしても、ずっと行きたかったカンボジアの活動、胸は躍りっぱなしでした。

 でも一つ僕の頭を悩ませたことが一つありました。 

   「想いの連鎖を起こし、モノを超える未来を生み出す。」  という、隊目的

 隊目的とは、隊員が活動の途中で活動の意味を見失わないように、活動の幹部の方が掲げた目的のことです。

 まだ、1年坊主だった僕は、「想いの連鎖を起こす」までは理解できても「モノを超える未来を生み出す」という点が分からないでいました。

 それに、その年は建設予定地で運動会をする企画もありました。
え、学校建てに行くわけじゃないのに行くの?村人の人はどう思うんだろう       最初は思ってました。
 だって村人の方は、学校を建ててほしいわけであって、運動会をしてほしいわけではないよね? 最初は思ってました。

 じゃあ、かといって建設できないからといって現地に行かないのか?学生がお金を送るだけでなく、現地に直接行って建設する意味って何なのか?  う~~~ん

 いろんな考えが自分の頭の中でぐるぐるしているうちに気づいたら現地についていました。気づいたら運動会の前日になってました。 この時点でもまだ自分の中で答えは出せていません。

 ようやく自分の中でまとまった答えが出せたのは、運動会が終わった後でした。

 「モノを超える未来を生み出す」 それは目に見えるモノではありません。
 確かめようにも、すぐに確かめられるモノでもありません。

 僕が僕なりに考えだした「モノを超える未来を生み出す」とは・・・

 と、ここに書いてしまいたい気持ちもやまやまですが、なんと僕たちの想いをのせたカンボジアの活動報告会の動画があります!(https://www.youtube.com/watch?v=LQIMO8njrnk
 気になる方は是非ご覧になってください!

 さて話は戻しまして、こうして僕がここで想いを書くことによって、違う誰かに届き、その人がまた違う誰かに話をする。 そうして初めて想いの連鎖が起こったといえます。

 そして、この学生団体総選挙は、この想いの連鎖を起こすのに絶好のチャンスの場所です。僕たちの団体が築き上げてきた想いを皆さんに届けます。

荒木 昌三
2020.11.09

発信することって良いよね。
自分の頭の整理もつくし、共感してくれる仲間も増える。