第7回は私が日中韓子ども童話交流参加経験者事務局に参加しようと思った経緯を書こうと思います。
私が日中韓子ども童話交流に参加したのは2009年度北海道開催の時でした。当時は小学5年生でした。参加する前は親の元を離れ、初対面の日中韓の人と1週間も過ごすということに不安だったのを覚えています。しかしその1週間で私に様々な体験をし、大きな財産となりました。言葉の壁に苦戦しながらも過ごした1週間の最後、中国の子がバスで一緒に座ろうと誘ってくれたことが一番嬉しくて今でも覚えています。
そして10年ほど経ち、2度目の参加が決まります。今度は2018年度山形開催にこどもたちのグループリーダーとしてです。そこでは10年近く時間が経過し、次第に薄れてしまっていた小学生の時の気持ちを思い出させてもらいました。こどもたちは言葉や文化の違いなど気にもせず仲良くなろうとする姿にはこっちが学ばされました。またこの参加で他の参加経験者とも知り合い、中国や韓国から参加している参加経験者もいました。私はそのときグループリーダーとして忙しかったためにほとんど関わることができませんでしたが、参加経験者としてまた日中韓の人たちが集まって笑い合っているのを見て私もそこに加わりたいと感じました。
そして私は毎年開催される冬の交流会に参加することにしました。冬の交流会では主に日本の参加経験者が集まります。そこで私はこの事務局の存在を知りました。私は小学生の頃の経験はとても貴重なものだと感じ、そんな私たちだからこそできることがあるのではないかと思い事務局へ入ることを決心しました。
私はこの経験を活かして、日中韓3カ国が国という柵に囚われず笑い合える未来を作るために何かできることがあると信じています。