学生起業"カタルシス"は何をどう変えうるのか。vol.4

  1. だーん。いよいよ事も大詰め、最終回ですね。

あー、寂しくなりますね。いやみなさんは、そんなことないのか。

今回は、いよいよ全体構成の3つ目に取りかかります。

全体構成

  1. どんな問題に取り組んでいるのか?
  2. その問題が解決されていない原因は何か?
  3. 私たちはそれに対して、どう解決していくのか?


 

まずは、いつも通り前回のおさらいから行きましょう。

前回の内容はこちら

学生起業"カタルシス"は何をどう変えうるのか。vol.3

学生起業"カタルシス"は何をどう変えうるのか。vol.3

まさなり
カタルシス

サラッとまとめると、

認識論上→
実在論上↓
最適な選択肢に
出会えたと
満足している
最適な選択肢には
出会えていないと
不満に感じている
実在する無数の
選択肢の中で、
最適である
実際に最適な
選択肢に出会い
そう感じている
本当は最適な選択肢
に出会えているが、
本人はそう思っていない
実在する無数の
選択肢の中で、
最適ではない
最適な選択肢は他に
あるにもかかわらず
最適だと思っている
実際、最適な選択肢に
出会えておらず、
本人もそう感じている


この右下にいる人達を左上の世界へ連れて行きたくて、そのために、新たな選択肢を認知する場所を創ろうとしているんでしたね。

よし。復習完了です。


  • 色んな選択肢が交差する場所を作るには?

では、どうすれば、そんな空間が出来るのかについてです。まずは、多様な選択肢の接点を作らねばなりません。

 

パッと考えると、下みたいな条件が思いつくと思います。

  1. 多様な、かけ離れたバックグラウンド(選択肢)を持った人間が集まること
  2. 彼らが肩書き関係なくフラットに、肩の力を抜いて、等身大で本音の事を話せること
  3. そもそも上の様な親しい友人でないと出来ない様なことを、初めてあった人にも出来るような、交流しやすい心理的安全性のある空間であること


さぁ、これが私たちに与えられた課題です。

まず、それぞれ見ていきましょう。


1について。

これは、色んな大学、またまた社会人、時には教授など色んな人が集まる様に誰でも来れるような場所にすること。

うちのお店は、百万遍という、京大徒歩1分の大きな交差点のところにあります。社会人や京大生だけでなく、同志社や立命館、京都工業繊維大学など、近隣の大学からも集まっています。

また、様々な学生団体や社会人、企業とイベントをしてきました。例えば、

  • 学生エンジニア団体と学生デザイナー事務所によるクリエーターズバー
  • 多くの留学生が所属する国際交流サークルとインターナショナルパーティー
  • 企業の方を呼んでの、社会課題についての座談会
  • 僧侶の方を呼んでの、何のために働くのかの説法をしてもらい語り合う会

 

これらは、ごく1部です。他にもたくさんの世界を引き込んできました。


2について。

お客さんがフラットに話し合いやすい空間はどんなだろうか?

私たちがたどり着いた答えは、Barでした。Barでは、カウンターに座ったもの同士が語り合う、そんな光景が浮かんできますし、お酒というラフさと少しのアルコールで、ついつい本音で色々喋ってしまう。そこに目をつけました。しかも私たちのBarのコンセプトは「語り」。これはもう、語りを欲する物達が集まってきます。


3について。

交流しやすい、心理的安全性の高い空間を作るには?

うちには、我が家のようなアットホームさがあります。私たちは、サードプレイスを目指しているのですが、たくさんの工夫が。

  • ボードゲームやカードゲーム、オリジナルのトークカードも
  • 話題の本や、漫画がずらり
  • 学生達がそれぞれ活動している団体の紹介ビラがずらり
  • 目線の高さを意識して作られたテーブルや椅子
  • 空間を固定しないように移動しやすく背もたれがない椅子
  • ゆっくり話したい人達のためのソファーと8人がけの大きなテーブル
  • 会員の趣味や興味などを記録し、店内のディスプレイに流す独自ITシステム

 

こうして、「語りBar Katharsis」の交流しやすい空間は、保たれているのです。


これが私たちの原点なのです。


しかし、実は私たちがしているのは、Barだけではありません。カタルシスは2019/5/9に出来てから、約1年間様々な成長を遂げてきました。Barで出来るのは、新たな選択肢と出会うまでです、そこからの支援をするために私たちは動かねばなりません。

  • 企業支援事業
  • 昼間のワークスペース事業
  • 新しい学生団体の創出
  • 東大生経営のCafeとコラボしての全国展開


そう、これらまさにカタルシスで進んでいることです。


そろそろ、カタルシスに足を運びに来たくなった頃じゃぁありませんか?

是非お待ちしています。

ここまで読んで頂き大変ありがとうございました。

きっとあなたの元にも、新しい世界が訪れますように。


あなたとも、カタルシスで語り合える日が来ることを、心からお待ちしております。


株式会社カタルシスCSO 中尾真徳



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