【インタビュー】音楽から世界のスタンダードに挑む

「日本は世界から取り残されている」

 

ありふれた言葉。

皆が声高によく主張することだが、どの観点から遅れていて、どの国が先進的なのだろうか?

今回は、創設時からKatharsisに通い続けてくださっている常連さんで、「音楽」という側面から世界のスタンダードに挑む方の話をお届けする。

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「日本の音楽は演歌の血を引いている」

そう語るのは、Uniaxiaの弦巻建世さんだ。

正直、私は音楽に対してそこまで造詣が深くないが、この言葉が印象的だった。日本では、J-POPや邦ロックという日本独自の音楽がある。

その中で異端ともいえる“EDM”という分野でUniaxiaは楽曲を作成している。

 

ところで皆さん、EDMってご存知だろうか?

Electronic Dance Musicの略称で、クラブなどでよく流れている音楽だ。有名なアーティストだと、AviciiやDavid Guetta、ZEDDなどがいる。一度はどこかで聞いたことあるのではないだろうか?

 

「あー、あのパリピが聴くやつね」

私も最初はそう思った。確かに日本では、パリピが聴く音楽として定着している。

 

彼らがこの分野で勝負し始めたのは、Katharsisのメンバーであり、Uniaxiaでもある中尾真徳のスイス留学中の体験が基になっているそうだ。

彼は高校時代に一年間、スイスに留学しており、そこでEDMを聞いたとき「言語を超えた表現方法」に衝撃を受けたらしい。

 

Uniaxiaは、佐賀出身の幼馴染3人で構成されるグループだ。弦巻さんと中尾が京都に進学し、それまで深い交流がなかったにも関わらず、中尾から「パソコンで音楽作れるらしいからやってみない?」とピアノを12年間習っていたという理由で、持ち掛けられたらしい。

 

そんな始まり方をしたUniaxiaの目指すものはアーティストに収まらない。

最終的には自らのレーベルを立ち上げ、「クリエイター集団」を作りたいという。

「色々なバックグラウンドを持つ音楽だったり、想いを作品に乗っけるって平和的な発信の仕方だと思う」

と弦巻さんは語る。

楽曲制作だけではなく、ミュージックビデオの撮影/編集、カバージャケットの作成。様々な側面からオリジナリティの出る“作品”を作り上げることがワンストップでできるレーベルの設立を目指す。

実際、Uniaxiaにはすでにデザイナーという肩書のメンバーも所属しており、ミュージックビデオのイラストなどを手掛けている。

 

最後に、Katharsisを創設当初から知る弦巻さんに、Katharsisとはどのような場所かを聞いてみた。

「飽きない。色んな人が来る。学生とか社会人も。能動的に動いて、なにかをしている人。社会人でもそれを求めているひと。通っていたら何かが繋がる場。

行ってお酒飲んで会話する以上のなにかが生れる。」

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Uniaxiaはaxia(価値あるもの)をUnite(つなげる)という意味だそうだ。

日本で遅れているといわれている、芸術教育の分野に、音楽という身近なコンテンツからアプローチするUniaxiaは日本人のこの分野に対する意識改革の一端を担う存在になるのだろう。

 

Apple Music やSportify、LINE MUSIC でもUniaxiaの楽曲が聴けます!ぜひ調べてみてください!


Uniaxiaのウェブサイトはこちら↓

https://www.uniaxia.com/

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