マインド 慶應義塾大学商学部岩尾俊兵研究会

　経営を科学する、経営を哲学するが慶應義塾大学商学部岩尾俊兵研究会のマインドです。

　科学するとはデータに基づいて確実な推論をすることを指し、哲学するとはここではデータがなくても思考の力で経営について「なにをすべきか」を考えることを指しています。

　科学としての経営学だけでは「では、なにをすべきか」への答えがなく、哲学としての経営学だけでは危ういということからこの両者をモットーにしています。

　このページに掲げられている絵はNorwood Russell Hansonという人の著作の一部を写真に撮って加工したものです。この絵が何かに見えるでしょうか？白黒のシミのようにしか見えないのではないでしょうか？では次の様に知識が与えられればどうでしょう。「この絵は白黒写真で、教会などに掲げてあるキリストのような顔をした人が中央に大きく映っています。真ん中情報の黒の塊はヒゲ、その上に目と鼻がありますが額が画面に見切れてしまっています。この人物は右肩から左腰にわたって布をまとっています」。

　こうすれば今まで見えなかった景色が見えてきた人も多いのではないでしょうか。学ぶとはまさにこのように、今まで見えなかった景色が見えるようになる眼鏡をいくつも獲得することなのです。経営の様々な現象を、普通に生きていたら得られない視点からとらえ直したい人には、岩尾ゼミはぴったりです。