委員長の自分、一委員の自分。

「委員長」になってから今まで、目指すべきリーダー像を考えてきました。

前に立って何かを判断する時、自分の前に立つ人はいません。委員長として、どう見られるか、どう見られるのが「正しい」のか。組織として、どう動くのが「正しい」のか。委員長の使命とは、常にそう問い続けながらリーダーとしての自分に向き合うこと、つまり、「委員長」として成長し続けることだと思います。

同時に、委員長という立場に関係ない、「実行委員」という自分がいます。憧れの法被を着て、徽音祭を楽しむ自分。そのような自分に向き合う時、徽音祭を愛する想いに気づきます。

徽音祭の当日は、2日間です。たった2日間のために1年間頑張るのは、一見すると馬鹿馬鹿しいことかもしれません。でも、この2年半の間に、私は多くの仲間に出会いました。

目を閉じると、今の2年生の顔が浮かびます。最初の頃の不安に溢れた顔とは違い、この大変な状況下で懸命に徽音祭のことを考えるその顔は、いつも私に力をくれています。思い描く徽音祭を実現して喜ぶ笑顔が、とても楽しみです。

目を開けると、共に歩む3年生の背中と、差し伸べてくれる手が見えます。委員長として前を歩いているつもりでも、気づけばいつも私が引っ張ってもらっています。私はその大きな背中に助けられて、実行委員を続けてきました。

たった2日間でも、それは私たちの大学生活が詰まった、とても大きな2日間なのです。

仲間、経験、成長、機会。様々なものを与えてくれた徽音祭実行委員会に対する感謝の気持ちと、今共に頑張る仲間がいる幸せをかみしめながら、本番まで、全力で走っていきたいと思います。

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