経理担当の苦悩

 一年生の時は、国際交流企画担当で来場者の留学生と直接交流し楽しませるという経験を、二年生の時はコンテスト企画「歌姫」執行としてコンテストというコンテンツを通して来場者を楽しませたりファイナリストさんと協力して企画を成し遂げるという経験をしました。そして今現在では組織のお金を円滑に回す経理を担当しています。

 経理を希望した理由は、お金面で嫌な思いをする人がいる組織にしたくなかったからです。高額な編集ソフトを自腹で払わなければいけない人がいる一方で、お金を全く使う必要がない人もいる状態は不満が溜まるのではないか、もっとお金を使えればもっといい企画になるのになと思ってる担当がいるのではないかそんなことを考えて経理になりました。

 ところがいざ経理になると、そう簡単にお金で満たせないことに気づきます。組織として使えるお金は限られている一方で、お金を沢山欲しいという部署もあればお金がある程度ないとそもそも企画が成り立たないという部署もある。やはり組織にいる以上、綺麗事だけではいきません。私が大富豪でポケットマネーを寄付できるならもっとみんなに潤沢な予算を回してあげられるのになぁなんて思いながら、各担当の予算を決めるのにヒアリングを重ねました。なぜ予算を削らなければいけないのか、なぜ希望予算を出せないのかを説明するのは非常に困難なことですし、双方が納得する結果を出すことはそれ以上に困難を極めます。どうするべきなのかいまだに苦悩することが多いのが事実です。

 この困難な経験が報われる日が来ること、徽音祭が無事に行われることを祈るばかりです。経理の仕事は現実を見なければいけない仕事であっても学園祭という夢のようなイベントに向けて日々頑張りたいと思います。

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