「負けず嫌い」

近畿大学3回生の天正龍之介です。
これまでのサッカー人生において感じてきたことを素直に文字に起こしてみました。

サッカー人生を振り返るのあたって、まず、自分はどういった人間なのか考えてみた。

私は、三兄弟の末っ子で、兄貴の影響でサッカーを始めた。特になにも考えず、気が付いたら小2からサッカーを始めていた。

周りから自分はどう見えているかはわからないが、基本的にはかなりの負けず嫌い。特に姉とは昔よく喧嘩していたが、相当生意気でうざい弟だったと思う。笑

私生活はともかく、サッカーにおいては強みにはなると思う。基本的に負けず嫌いだが、特にサッカーで言うと球際のところ。絶対に負けたくない。試合中こんなにわかりやすい勝負は他にない。

あと、無駄に正義感が強い。おかしいと思ったことがあればすぐ口にしてしまう。過去に、みんなが言いにくいようなことをストレートに言ってしまったことが多々ある。

こんな感じの人間だと自分では理解しているつもりだ。

ここで、過去のサッカー人生を振り返ってみて感じたことを話す。

私は負けず嫌いと言ったが、正直、小中高大とずっとサッカーをしてきて自分より負けず嫌いな選手は沢山いた。今まで見てきた、プライドや羞恥を気にしないぐらいの負けず嫌いな人は、全員サッカーの実力も比例している。

「2-6-2の法則」又の名を「働きアリの法則」という話がある。これは、働きアリのうち、よく働く2割のアリが、8割の食料を集めてくるというもの。

おもしろいのが、この働きアリだけを集めて、また新しい巣を作ると、徐々にまた2-6-2に別れ、最終的には2割のアリが8割の食料を集める。

これはよくビジネスの世界でよく使われるものだが、サッカーにおいても一緒。強いチームはこの2-6-2の基準値が高い。全員の意識レベルが高いから必然的に上の2割の水準も上がる。

こんな話を聞いても、最初は意識するが、人はすぐ忘れてしまう。私もそうだ。悔しい経験をしたのに頑張るのはすぐ後だけ。

高校でも怪我ばかりしていたが、大学に入り、今も含めほとんどの時間を怪我人として過ごしている。正直、既に1年ろくにサッカーも出来ていない状況で、医者に全治8ヶ月と言われた時は本気で辞めようと思った。

正直、本当にキツかった。ここで辞めれば楽になれる。でも後悔はしたくない。自分に負けたくない。

この苦しい経験の先に自分の成長があると信じて、あえて苦しい選択肢を選んだ。

怪我も実力のうちとよく言う。確かに怪我が多くて、良い選手はいない。でも、そうわかっていても、してしまうのが怪我。

この苦しい経験をこれからも忘れずに、もしなにかに妥協してしまいそうになった時に、苦しかった時のことを思い出す。

このようにして自分に厳しく、そしてどんな環境においても、8割の食料を集めてしまうような、よく働くアリのような頼もしい人間になりたい。

長々とイキったことを話したが、長かったサッカー人生も残り1年を切った。
最後のあと一年を妥協するようなやつは、将来何やっても妥協する。

勉強や就活、色々同時にやることはあるが、最後の1年後悔のないように全力で突っ走る。そんな天正龍之介をどうか応援お願いします!!



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