熊本豪雨災害復興ボランティア

9 熊本豪雨災害復興ボランティア

 熊本の県南地域が被災した熊本豪雨災害からもう1年が経とうとしています。私は、令和2年8月17日に人吉市へ災害復興ボランティアに参加しました。例年であれば、街頭募金活動などをおこなっているが、令和2年度は感染予防の観点からボランティアそのものが中止となることが多かった1年でした。令和2年7月3日に熊本豪雨が発生し、熊本県の県南地域が甚大な被害を受け、本校でも被害を受けた生徒がいました。各学科や個人でボランティアに行った生徒もいましたが、生徒会で人吉市の災害支援ボランティアを有志で募集して、約60名の生徒が集まり、8月17日にボランティア活動を行いました。8月の真夏日だったため、20名の3つのグループに分け、三か所で家屋の泥出しや家財道具の運搬を行いました。ボランティア活動を行う際には、さらに20名を10名ずつの2つのグループに分け、1か所の作業場所を10分作業、10分休憩という形式で各グループで交代しながら行うことで熱中症対策と作業効率の上昇を同時に実現することができました。また、ボランティア活動を指揮しながら、時間管理や活動状況の報告を行うリーダーは生徒会執行部を中心に生徒自身が行いました。また、この活動を行う際にJICA(国際協力機構)から交通費やバスの手配などの支援を受けることができました。大変感謝しています。ボランティア当日も、JICA職員の方から移動中のバス車内で開発教育として、JICAや国際協力、SDGsについての話をしていただき、「SDGsとは何なのか」、「今の日本がどれだけ恵まれているか」、「日本が解決しなければならないSDGsとは」など、授業以外で国際理解教育の場を提供していただき、貴重な体験となりました。JICA職員の方と共にボランティア活動を行いました。その後、本校から9月までに約250名の生徒が被災地域でボランティア活動を行いました。

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